この記事では、お弁当の「ほっともっと」を全国展開する、プレナス[9945]の2021年5月到着の株主優待についてご紹介します。「ほっともっと」の弁当や、定食の「やよい軒」で使える株主お買物優待券がもらえます。あわせて、株価の推移、業績推移、配当金の推移を確認しておきたいと思います。
[9945]プレナスの株主優待
権利確定日が2月末(年1回)の株式優待銘柄です。
保有株式数による贈呈枚数
株主様お買物優待券の有効期限
今回贈呈の株主お買物優待券の有効期限は2022年5月31日です。
プレナス[9945]へ投資する場合、2021年5月27日の株価 1,922円を前提として、100株で192,200円必要になります。100株を1年以上保有すると、年間2,500円のお買物優待券がもらえますので、約1.3%の優待利回りとなります。
2021年5月贈呈(2021年2月権利確定)の優待「株主様お買物優待券」
[9945]プレナスの事業内容・業績動向
プレナスは、持ち帰り弁当の「Hotto Motto(ほっともっと)」店舗と、定食レストランの「やよい軒」店舗をフランチャイズチェーンにより全国展開しています。2021年4月時点で、「ほっともっと」は全国に2,492店、「やよい軒」は373店展開中です。
そのほか、しゃぶしゃぶや本格飲茶を提供する「MKレストラン」を、九州を中心に26店舗、直営店として展開しています。また、海外9カ国にも「ほっともっと」と「やよい軒」を合計258店舗出店しています。
プレナスの店舗別売上高(2021年2月期)
プレナスの特徴は、提供する食の商品開発から物流・店舗での販売まで、すべて自社グループで行っていることです。「メーカー機能をもった小売チェーン」として、食品総合工場などをうまく活用した商品力や高い生産性を武器に、収益の最大化にむけ取り組んでいます。
2021年2月期の業績は、新型コロナウィルスの影響を大きく受け、売上高は前年比マイナス6.1%の1,405億円の減収となっています。一方、特に下期に入っての粗利の回復や販管費の効率化、さらに、ほっともっと既存店売上の増加により、営業利益は9億円と増益となりました。
プレナスの業績推移グラフ(売上高・営業利益)
※プレナスの決算資料よりブログ管理人作成
プレナスの既存店売上高推移グラフ(前年同月比)
※プレナスの決算資料よりブログ管理人作成
やよい軒が新型コロナウィルスの影響を大きく受けているのに対し、ほっともっとの既存店は前年を上回る売上げを達成してきている様子が分かります。
来期、2022年2月期は、さらなる粗利改善やほっともっとの既存店売上増加、やよい軒、MKレストラン、海外店舗の業績回復によって、営業利益54億円とかなりの増益を会社は予想しています。
[9945]プレナスの配当実績
プレナスの配当実績・一株当たり利益・期末配当利回り
※プレナスの決算資料よりブログ管理人作成
[9945]プレナスの株価推移
プレナス[9945]の株価推移(週足:過去5年)
過去5年の株価推移をみると、それ以前から一株当たりの利益(EPS)が落ちてきた2018年以降は、2,000円を下回る水準での推移が続いています。2020年は新型コロナの影響により、一時1,500円あたりまで下落しましたが、2021年に入ってから回復基調にあることが見てとれます。
[9945]プレナスの投資指標と今後の運用方針
2021年5月27日の株価 1,922円による投資指標
※プレナスの決算資料よりブログ管理人作成
今後の方針
実績PBRは1.1倍程度と過去推移からも妥当な水準、予想PERの29倍はやや高い印象があるものの、業績回復を前提とすれば許容できる水準と感じます。ここ数年低下傾向にある自己資本比率も63%とそこそこの水準を保っていてます。
株主優待分を含めた配当利回りは3.12+1.30=4.42% と魅力的です。店舗数も多く、なにかと便利で美味しい「ほっともっと」のお弁当、清潔で安心できるクオリティの「やよい軒」での定食と、株主お買物券優待券は使い勝手が抜群です。今後も、一定の競争力をもったビジネス展開をしてくことを期待しながら、保有を続けたいと思います。
<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
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