日本BS放送[9414]の株主優待、ビックカメラ商品券が到着-業績、配当金実績と株価推移の確認【2021年5月】

2021/05/20

株主優待 投資-日本株

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この記事では、株主優待としてビックカメラで使える商品券を贈呈するBS放送局、日本BS放送[9414]の2021年5月到着の株主優待についてご紹介します。あわせて、株価の推移、業績推移、配当金の推移を確認しておきたいと思います。

[9414]日本BS放送の株主優待

権利確定日が2月末、8月末(年2回)の株式優待銘柄です。
権利確定日2月末、8月末(年2回)
株主優待内容100株以上保有の株主に、ビック
カメラグループ全体で使える
「ビックカメラ商品券」(1,000円)を1枚贈呈

長期保有株主向け追加贈呈について
権利確定日8月末(年1回)
株主優待内容100株以上、1年以上継続保有の
株主に、「ビックカメラ商品券」(1,000円券)を1枚追加贈呈

「ビックカメラ商品券」は、次のビックカメラグループ各店で利用することができます。
・ビックカメラ各店
・コジマ各店
・ソフマップ各店
・ビックアウトレット各店
・ビック酒販各店
・Air BIC各店

「ビックカメラ商品券」は
有効期限が無く、お買物時に複数枚利用可能で、また、お釣りが出ることから、とても使い勝手がいいものです。さらに、「ビックカメラ商品券」での購入については、現金と同じく基本10%のポイントが付与されることも嬉しいところです。ここはビックカメラ自体の株主優待としてもらえる「株主様お買物商品券」と異なり、嬉しい部分です。(参考記事:ビックカメラ[3048]の株主優待、お買物優待券が到着

実店舗の他、
ちょっと煩雑な手続きが必要になりますが、インターネットサイト「ビックカメラ.com」で一部商品の購入できます。なお、「コジマネット」、「ソフマップドットコム」や、楽天BICなどのサイトでは利用できませんので注意が必要です。

日本BS放送[9414]へ投資する場合、2021年5月20日の株価 1,109円を前提として、100株で110,900円必要になります。100株保有で年間2,000円、1年以上保有だと年間3,000円の商品券がもらえますので、優待商品だけでも1年未満保有で1.8%、1年以上保有だと2.7%の優待利回りがあることになります。

2021年5月贈呈(2021年2月権利確定)の優待「ビックカメラ商品券」
日本BS放送[9414]の株主優待「ビックカメラ商品券」

[9414]日本BIS放送の事業内容・業績動向

日本BS放送は無料のBSデジタルハイビジョン放送「BS11(ビーエス・イレブン)」を運営する独立系のBS放送局です。ビックカメラが親会社として61.3%の株式を保有しています。

キー局系列に属さない独立系ならではの強みとして、作りたい番組を全国のテレビ局や制作会社から選択して共同制作し、提供することができます。地上波放送局に制限されない自由な番組編成が可能なのも特徴です。

日本BS放送の業績推移グラフ(売上高・営業利益)
日本BS放送[9414] 売上高営業利益推移グラフ
※日本BS放送の決算資料よりブログ管理人作成

日本BS放送の2020年8月期の売上高は前年度比マイナス9.5%の113.9億円でした。新型コロナウィルスの影響により番組提供スポンサーが宣伝活動を縮小している影響が、2021年8月期に入っても収入の重しとなっています。一方、巣ごもり需要により活況な通販市況の効果で、番組にとらわれない時間枠CMからの収入(スポット収入)は大幅に増えている状況です。

今年4月時点で、日本BS放送は2021年8月期の売上高を前年度と同水準の114億円、営業利益を前年度からマイナス27%の16億円と予想しています。

[9414]日本BS放送の配当実績

日本BS放送の配当実績・一株当たり利益・期末配当利回り
年度一株当たり
利益(円)
配当金
(年間・円)
期末配当
利回り
2016年8月期82.04171.75%
2017年8月期85.27181.47%
2018年8月期93.19191.42%
2019年8月期65.08201.88%
2020年8月期83.72201.86%
※日本BS放送の決算資料よりブログ管理人作成

[9414]日本BS放送の株価推移

日本BS放送[9414]の株価推移(週足:過去5年)
日本BS放送の株価推移グラフ(過去5年)

過去5年の株価推移をみてみると、多少の上下動はあるものの、値幅はほぼほぼ1,000円から1,400円程の範囲にとどまっています。株価の動きは、変動の大きい他業種と比べてかなり安定しているといえます。

[9414]日本BS放送の投資指標と今後の運用方針

2021年5月20日の株価 1,109円による投資指標
一株当たり
利益(EPS)予想(円)
58.41
年間配当金 予想(円)20
予想PER(倍)19.0倍
実績PBR(倍)1.02倍
ROE 予想5.5%
配当利回り予想1.80%
※日本BS放送の決算資料よりブログ管理人作成

今後の方針
日本BS放送の株価は投資指標的に割安感はありません。業界としても、大きな成長は期待できないと思えます。ただ、これまでも毎年そこそこ安定した業績を残しています。それを受け、他の放送局同様に株価の動きも、他業種対比かなり安定した推移となています。

配当利回りに目を向けると、株主優待分も含めると1.8+1.8=3.6%、さらに1年以上保有の株主だと1.8%+2.7%=4.5%と、たいへん魅力的な水準です。電化製品好きにとって、株主優待「ビックカメラ商品券」はとっても使い勝手が良く、今後も保有を続けていきたい銘柄です。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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