この記事では、グループ売上高で全国2位の家電量販店、ビックカメラ[9414]の2021年5月到着の株主優待についてご紹介します。家電好きには嬉しいお買物優待券がもらえます。あわせて、株価の推移、業績推移、配当金の推移を確認しておきたいと思います。
[3048]ビックカメラの株主優待
権利確定日が2月末、8月末(年2回)の株式優待銘柄です。
保有株式数による贈呈枚数
株主様お買物優待券の有効期限
なお、新型コロナウィルスに伴う緊急事態宣言の発令などの状況を受け、2020年11月に贈呈のお買物優待券(2020年8月権利確定分)の有効期限は、本来の2021年5月31日から8月31日まで3か月延長されています。
また、手続きが必要になりますが、インターネットサイトの「
そのほか、下記のインターネット通販サイトでも利用できます。
・ソフマップ楽天市場店
・ソフマップPayPayモール店
・ソフマップデジタルコレクション楽天市場店「株主様お買物優待券」は複数枚同時利用できますが、利用分にはポイントが付与されないこと、お釣りが出ないことには注意が必要です。ここは日本BS放送の株主優待としてもらえる「
ビックカメラ[3048]へ投資する場合、2021年5月21日の株価 1,103円を前提として、100株で110,300円必要になります。100株保有で年間3,000円、2年以上保有だと年間5,000円の商品券がもらえますので、優待商品だけでも1年未満保有で2.7%、2年以上保有だと4.5%の優待利回りがあることになります。
[3048]ビックカメラの事業内容・業績動向
ビックカメラは、傘下にコジマ、ソフマップ、日本BS放送などを子会社として持つ、グループ売上高全国2位の家電量販店です。2020年8月現在、ビックカメラは首都圏を中心に45店舗、コジマは全国143店舗を展開しています。
ソフマップはパソコンを中心としたデジタル機器の販売・サービスを行い、日本BS放送は無料のBS放送局です。2020年8月期の売上高の分布は次のように、ビックカメラが5割強、コジマが3割強、その他の子会社が約1割となっています。
ビックカメラの店舗別売上高(2020年8月期)
ビックカメラの2020年8月期の売上高は前年度比マイナス5.1%の8,479億円、営業利益は前年度比マイナス47.4%の121億円と大きく落ち込みました。新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、都心の昼間人口の減少したことや、インバウンド消費の激減が響きました。
ビックカメラの業績推移グラフ(売上高・営業利益)
※ビックカメラの決算資料よりブログ管理人作成
2021年8月期に入ると、少しずつ回復の兆しが見られます。巣ごもりやリモートワークの広がりからくるパソコン周辺機器やゲーム、加湿器や空気清浄機などの季節家電、さらに、テレビや洗濯機などの売上が伸びています。ビックカメラは、2021年8月期の売上予想を前年度比2.1%増の8,660億円、営業利益予想を、46.7%増の177億円としています。
2020年秋口からの緩やかな回復の様子は、次の月次売上高の前年比推移グラフから見てとれます。これは、ビックカメラ+コジマ、および、ビックカメラ単体の月次売上高が、前年同月比でどのくらいの水準にあったか毎月示しています。100%であれば、前年同月と同水準の売上だったことを示します。
ビックカメラ・コジマの月次売上高推移グラフ(対前年同月比)
※ビックカメラの決算資料よりブログ管理人作成2020年3月に新型コロナウィルスの影響が出始めてからは、特別定額給付金による需要押し上げの時期以外は、前年比マイナスに沈んでいます。2020年秋以降は上向き始めていることが分かります。
[3048]ビックカメラの配当実績
[3048]ビックカメラの株価推移
ビックカメラ[3048]の株価推移(週足:過去5年)
2021年初からの株価推移を、売上高が同規模のライバル会社のエディオンと比較しています。新型コロナウィルスの影響からの回復過程としては、似たような動きとなっています。
[3048]ビックカメラの投資指標と今後の運用方針
2021年5月21日の株価 1,103円による投資指標
※ビックカメラの決算資料よりブログ管理人作成
※※予想値は2021年4月に公表された、2021年8月期 第2四半期決算短信の会社予想をもとにしています。
※※予想値は2021年4月に公表された、2021年8月期 第2四半期決算短信の会社予想をもとにしています。
今後の方針
株価の投資指標をみると、実績PBRは1.1倍程度と競合他社と同程度であるものの、予想PERは19倍と10倍を切るエディオン、ケーズホールディングス、ヤマダホールディングスなどより高めとなっています。
ただ、都心中心の店舗展開をしているビックカメラは、今後新型コロナウィルスが落ち着いてくる過程で、より強い回復が期待できると考えています。
また、株主優待分も含めた配当利回りは1.36+2.72=4.08%、さらに2年以上保有の株主だと1.36%+4.53%=5.89%と、きわめて魅力的な水準です。ビックカメラで買い物の機会も多いこともあり、今後も保有を続けていきたいと思います。
<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿