グローバル市場の動向確認(2021年8月末)
株式市場
為替・金利市場
為替・金利市場
商品先物市場
- 米国のインフレ動向と、その対応を含めた米連邦準備制度理事会(FRB)によるテーパリング(量的緩和の縮小)の意向に、市場関係者の関心が集まっています。注目された8月27日の経済シンポジウム・ジャクソンホール会議でのFRBパウエル議長の講演内容は、早期の利上げに慎重な姿勢だと受取られました。これを受け、株式市場は月末に向け一段と上昇しました。
- 8月の米国S&P500指数は7ヵ月連続の上昇となり、年初来上昇率も20%に達しました。米国に比べ出遅れ感のある日本株も、月末近くに菅首相が自民党総選挙前に内閣改造を行うとのニュースが伝わると上昇、TOPIXは月間でプラス3.1%となりました。
- 8月中旬に一時108円台まで下落した米ドル円為替レートは、前月とほぼ横ばいの110円付近まで戻して終えました。
- 世界景気の減速懸念から頭の重くなった原油市場は、WTI原油で月間7.4%の下落、銅先物も約2%の下落となりました。
資産クラス毎のパフォーマンス(2021年8月)
代表的な低コスト・インデックス投信であるeMAXIS Slimシリーズ(三菱UFJ国際投信株式会社)の価格動向により、資産クラス別のパフォーマンスを確認しておきたいと思います。
以下、eMAXIS Slimシリーズにおける各資産クラスの投資信託について、月次、および、年初来パフォーマンスをまとめています。
菅首相の内閣改造のニュースにより月末に向け上昇した日本株式クラスが月間ベストパフォーマンスです。好調な米国株式市場の恩恵を受けた先進国株式や先進国REITクラスも引き続き月間プラスパフォーマンスです。
その他の資産クラスは、月間でほぼ横ばいでした。
投資ポートフォリオのパフォーマンス(2021年8月末)
ハッピー・リタイア・ライフへ向けた私の長期分散投資ポートフォリオのパフォーマンス状況
【2021年8月末の投資ポートフォリオの状況】
【売却銘柄】
なし
【購入銘柄】
▶パーク24[4666] (信用取引 買建)
ポートフォリオ状況
- 8月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオは、月間でプラス1.8%、昨年末比ではプラス8.5%となりました。
- 先進国株式クラスが月間でプラス5%以上の好パフォーマンスでした。ポートフォリオ中の最大セクターである米国金融株が大きく上昇したことが寄与しました。
- 日本株式クラスは月間でプラス4%となりました。コロナ渦においても良好な業績により上昇してきた銘柄が低調であった一方で、これまで売られていたコロナ後を睨んだ銘柄が上昇を支えました。外食、リース、そしてオリエンタルランド[4661]などです。
- また、コロナ後睨みの銘柄ではありませんが、ヘルスケア事業が極めて好調な富士フイルムホールディングス[4901]が月間でプラス15%以上と最大の貢献を果たしてくれました。(関連記事:こちらをご覧ください)
- ポートフォリオ内で既に保有しているパーク24[4666]が、月中2,000円をかなり割り込んで下げる場面がありました。コロナ後睨みで今後戻す場面がありそうだとの思いから、信用取引で少し購入しました。この分は短期保有目線です。
- リスク資産ポートフォリオの外貨建て資産割合は、ほぼ変わらずの65.8%でした。そのうち為替ヘッジしている比率は8.0%、結果として外貨エクスポージャーは57.8%となっています。
- 各国中央銀行の金融緩和姿勢に変化はなく、投資市場におけるマネーは潤沢です。とはいっても、上昇相場も長く続いていて、高値における警戒姿勢を怠ってはいけないと感じています。
- 米国ハイテク株は既にポジションをかなり落としました。また、日本株式クラスでは、日経平均株価の上値で先物による売りヘッジを行い、下落時に買い戻すというオペレーションを今年に入ってから続けています。引き続き、うまくリスクコントロールをしながら、長期目線で分散した投資を行っていきたいと考えています。
各アセットクラス別の主な投資対象
<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
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