この記事では、「高感度、高品質、リーズナブルプライス」が商品コンセプトのレディース服専門店「ハニーズ」を全国展開する ハニーズホールディングス[2792]の2021年5月基準の株主優待についてご紹介します。あわせて、ハニーズホールディングスの事業の概要、株価の推移、業績推移、配当金の実績を確認します。
[2792]ハニーズホールディングスの株主優待
権利確定日が5月末(年1回)の株式優待銘柄です。
保有株式数による贈呈額
「株主ご優待券」の有効期限は、贈呈翌年の8月31日までです。
現行の株主優待制度には制約はありませんが、次年度2022年5月基準より株式の継続保有期間の条件が追加されることが発表されました。
「株主ご優待券」の有効期限は、贈呈翌年の8月31日までです。
ハニーズホールディングスの優待利回り
ハニーズホールディングス[2792]へ投資する場合、2021年8月27日の株価 1,131円を前提として、100株で113,100円必要になります。株主ご優待券の価値を額面どおりとして計算すると、最も割の良い100株保有で2.65%の優待利回りとなります。300株保有で1.47%、500株保有で1.24%、1,000株保有では0.88%と、保有株式数が増えると優待利回りがけっこう下がってしまいます。
[2792]ハニーズホールディングスの事業内容・業績動向
ハニーズホールディングスは、1978年に福島県で設立されたヤングカジュアル衣料中心の婦人服販売会社が前身で、現在は集客力の高い商業施設を中心に全47都道府県に出店しています。「旬の商品をリーズナブルに」を基本として、10代から60代までの幅広い層に、自社オリジナルブランドの商品展開を図っています。
ハニーズホールディングスの特徴・強みは次のような点といえます。
- 自社オリジナルブランドの企画から製造、販売までを一貫して行うシステムをいちはやく構築。商品企画・試作から製造に至るまでの時間を最小化する体制を整備することで、高品質の商品を圧倒的スピードで提供している
- 2021年夏にも増築を行った自社物流センターとPOSシステムを活用し、効率的な物流システムを作り上げることで、効率的な在庫管理と受発注業務を実現している
- ミャンマーの自社工場や、バングラディッシュ、カンボジア、ベトナムの協力工場を利用して、約97%と高いアセアン生産比率を達成。原価コストの削減により低価格で価値のある商品投入が可能となっている
さらに今後は、伸びしろの大きいEC事業にシステム投資等、積極的に投資を行っていく方針です。
ハニーズホールディングスの2021年5月期売上高は前期比6.6%増の454億円、営業利益は前期比56.5%減の37億円でした。
新型コロナウィルス感染症拡大の影響を受け、首都圏や関西地区店舗が苦戦しましたが、EC事業や郊外型店舗が下支えしました。売上高が伸び悩む中、高いアセアン生産比率と適正な在庫コントロール等により原価コストが削減され、増収増益となりました。
ハニーズホールディングスは2022年5月期の売上高を470億円、営業利益を45億円と、増収増益を予想しています。
[2792]ハニーズホールディングスの配当実績
ハニーズホールディングスの配当実績・一株当たり利益・期末配当利回り
※ハニーズホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成
配当性向30%~40%程度の、利益に応じた適正な配当水準を続けてきています。
[2792]ハニーズホールディングスの株価推移
2019年はじめに一時約700円、2020年はじめには1,800円強をつけるなど、株価はその時期大きな上下動を見せましたが、それ以外は900円から1,300円のレンジでの横ばい推移が2015年以降続いています。
2020年以降をみると、新型コロナによる2020年はじめからの急落の後、漸く緩やかな回復期に入りつつあるようなチャート形状です。
[2792]ハニーズホールディングスの投資指標と今後の運用方針
2021年8月27日の株価 1,131円による投資指標
※ハニーズホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成
新型コロナによる影響を乗り越えられたような利益(EPS)水準の会社予想となっています。
今後の運用スタンス
100株保有時の優待利回り2.65%と予想配当利回り3.09%から総合利回りは5.74%。かなり魅力的な水準です。株主ご優待券は、ハニーズで良く買物をする娘にも大変喜ばれています。
会社の利益予想をどう考えるか次第ではあるものの、予想株価収益率(EPS)や株価純資産倍率(PBR)の水準も投資妙味がある水準。自己資本利益率(ROE)も8%台と申し分ありません。
自己資本比率も80%台と安定性も高く、アダストリアやパルグループホールディングスなど競合他社と比べても、これら指標的に大変魅力がある投資対象といえます。
以上より、今後も継続投資の方針です。今後の業績動向によっては、株価水準を見ながら買い増しも検討していきたいと考えています。
<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿