2022年に入り、年初からJ-REITが急落しています。1月21日時点で、東証REIT指数は2021年末対比9%下落、2021年7月の高値からは13%低い水準です。東証TOPIX指数が昨年末比マイナス3%、S&P500指数でも昨年末比マイナス7%であることと比較しても、極めて激しい売に押されていることが分かります。
昨年後半にかけて上昇していたJ-REIT銘柄を売却し、ポジションを減らしていたこともあり、この機会に二銘柄に買いを入れました。
J-REITが年初から急落
2022年に入って米国でのインフレ懸念が急速に高まり、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策姿勢の変化を市場が感じつつ、米ドル金利の上昇が進んでいます。(米国長期金利上昇の背景についてはこちらの記事をご覧ください)日本においても、昨年末0.06%だった10年物国債金利が1年ぶりに0.10%を超えてきました。
こうした市場金利の上昇を受け、外部からの資金調達によって高いリターンを追求しているREITには売り圧力が広がっています。一般的にREITは外部からの借り入れを活用し、緩やかなレバレッジをかけた不動産投資をおこなっています。金利上昇による調達コストが高まりは、REITのパフォーマンスにマイナスに働きます。
東証REIT指数の価格推移 過去1年(2021年1月~2022年1月)
J-REIT2銘柄を購入(野村不動産マスターファンド、アドバンス・レジデンス)
こうした急落を好機としてとらえ、下記2銘柄のJ-REITを購入しました。日本のREITは2018年以降上昇を続け、2021年はプラス20%でした。価格上昇に伴い、配当利回りも大幅に低下しました。
ハッピー・リタイア・ライフへ向けた私の長期分散投資ポートフォリオにおいて、日本REITクラスへの投資割合は一時6%近くありました。これまでの価格上昇に伴う売却によって、投資割合は3%程度まで低下していました。今回の急落を受け、リバランスのための購入を行うことになります。
東証REIT指数、野村不動産マスターファンド、アドバンス・レジデンスの価格推移比較(2021年1月~2022年1月)
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