年初からJ-REITが急落! 野村不動産マスターファンド等2銘柄を購入

2022/01/23

投資-リート

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2022年に入り、年初からJ-REITが急落しています。1月21日時点で、東証REIT指数は2021年末対比9%下落、2021年7月の高値からは13%低い水準です。東証TOPIX指数が昨年末比マイナス3%、S&P500指数でも昨年末比マイナス7%であることと比較しても、極めて激しい売に押されていることが分かります。

昨年後半にかけて上昇していたJ-REIT銘柄を売却し、ポジションを減らしていたこともあり、この機会に二銘柄に買いを入れました。

J-REITが年初から急落

2022年に入って米国でのインフレ懸念が急速に高まり、米連邦準備理事会(FRB)の金融政策姿勢の変化を市場が感じつつ、米ドル金利の上昇が進んでいます。(米国長期金利上昇の背景についてはこちらの記事をご覧ください)日本においても、昨年末0.06%だった10年物国債金利が1年ぶりに0.10%を超えてきました。

こうした市場金利の上昇を受け、外部からの資金調達によって高いリターンを追求しているREITには売り圧力が広がっています。一般的にREITは外部からの借り入れを活用し、緩やかなレバレッジをかけた不動産投資をおこなっています。金利上昇による調達コストが高まりは、REITのパフォーマンスにマイナスに働きます。

日本REITクラスは、2021年の年間パフォーマンスが約20%と、先進国REIT、先進国株式クラスに次いで、高パフォーマンスでした。(資産クラスによる2021年パフォーマンスについてはこちらの記事をご参照ください)その反動もあって、J-REITには外国勢や国内地方銀行等の投資家から利食い売りが出ているものと思われます。

東証REIT指数の価格推移 過去5年(2017年1月~2022年1月)
東証REIT指数の価格推移(2017年1月~2022年1月)
新型コロナウィルス感染症拡大による下落を、2021年夏にほぼ取り戻しました。しかし、ここ半月で、2021年における上昇の3分の2程を吐き出してしまいました。

東証REIT指数の価格推移 過去1年(2021年1月~2022年1月)
東証REIT指数の価格推移(2021年1月~2022年1月)

J-REIT2銘柄を購入(野村不動産マスターファンド、アドバンス・レジデンス)

こうした急落を好機としてとらえ、下記2銘柄のJ-REITを購入しました。

銘柄配当利回り
野村不動産マスターファンド
 投資法人 [3462]
約 4.5%
アドバンス・レジデンス
 投資法人 [3269]
約 3.4%

日本のREITは2018年以降上昇を続け、2021年はプラス20%でした。価格上昇に伴い、配当利回りも大幅に低下しました。

ハッピー・リタイア・ライフへ向けた私の長期分散投資ポートフォリオにおいて、日本REITクラスへの投資割合は一時6%近くありました。これまでの価格上昇に伴う売却によって、投資割合は3%程度まで低下していました。今回の急落を受け、リバランスのための購入を行うことになります。

野村不動産マスターファンド投資法人は一時4.0%を下回る配当利回り、アドバンス・レジデンス投資法人も3.0%を下回る配当利回りまで買われていました。今回の急落を受け、上記利回り水準で購入できたのはとてもよかったと思っています。

東証REIT指数、野村不動産マスターファンド、アドバンス・レジデンスの価格推移比較(2021年1月~2022年1月)

東証REIT指数、野村不動産マスターファンド、アドバンス・レジデンスの価格推移比較(2021年1月~2022年1月)
今後、J-REITの下落がさらに続くようであれば、追加で他の銘柄も含めて購入をしていきたと思います。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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