2022年1月末時点、長期分散投資ポートフォリオの運用実績-株式市場が荒れる中、久々に大量購入しました

2022/02/01

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年1月末時点)

2022年1月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でマイナス0.6%の運用実績となりました。株式やREIT市場が大きく下落したのに伴い、待機していた現金を追加投入し、2021年末時点ポートフォリオ評価額の5.5%分ほどの買い増しを行いました。

2022年1月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 マイナス0.6%
(月間 マイナス0.6%)
金利/配当+実現損益
1月実績 +0.1%
(年率換算 +1.3%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
      なし

【購入銘柄】
 日本REIT
     ▶野村不動産マスターファンド投資法人[3462] 
       ▶アドバンス・レジデンス投資法人[3269]
       ▶コンフォリア・レジデンシャル投資法人[3282]

 日本株式
       ▶イオンモール[8905]
       ▶日経平均レバレッジETF[1570]
       ▶たわらノーロードTOPIX[投資信託]

 先進国株式
       ▶インベスコQQQトラスト[QQQ] 

 日本債券 
     ▶ソフトバンクグループ第5回無担保社債(劣後特約付)

 先進国債券
   ▶オーストラリア・コモンウェルス銀行 米ドル建て債券(AA-/Aa3)
   ▶スターバックス 米ドル建て債券(BBB+/Baa1)
   ▶トヨタ・モーターファイナンス(Netherlands)豪ドル建て債券(A+/A1)

資産クラス別の投資割合

2022年1月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別投資割合グラフ
上記の購入により、日本株式クラスの投資割合が1%増、さらに日本REITクラスの投資割合は4.2%と12月からほぼ倍増しました。先進国債券の購入は、もともとポートフォリオ内で同クラスと認識していたMMF資金からの振替であり、同クラスの投資金額は増大していません。

運用状況

  • 2022年1月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でマイナス0.6%となりました。

    米国の早期利上げ懸念にが広がり、米国ハイテク株を中心に欧州・日本の株式やREIT市場の調整が進んだ1ヵ月でした。そのような中、分散されたポートフォリオの効果が発揮されて、極めて限定的な痛手で済みました。

    株式やREIT市場が大きく下落した1月中旬から下旬にかけて、現金で待機させていた資金を投入し、長期目線でかなりの量の買い増しをしました。前年末ポートフォリオ評価額の5.5%ほどと、久しぶりとなる大きな金額の追加購入となりました。

  • 東証REIT指数が一時前月末比10%を超える下落となる中、国内REITを3銘柄購入しました。(こちらの関連記事もご参照ください)保有資産やパフォーマンスを考えると配当利回りが4.5%程と比較的高い(価格が割安)と思われる野村不動産マスターファンド投資法人[3462] と、保有資産の安定度が見込まれる住宅系REIT2銘柄(アドバンス・レジデンス投資法人[3269]、コンフォリア・レジデンシャル投資法人[3282])になります。

  • 日本株式クラスでは、昨年来の安値を更新したイオンモール[8905]と、TOPIX指数連動の投信信託を長期目線で購入しました。また、下落ヘッジ取引などの影響があるのか、日経平均株価がTOPIX指数と比べても大きく下落していたことから、中短期の反発狙いで日経平均レバレッジETF[1570]を購入しました。

  • 米国ハイテク銘柄を多く含むNasdaq指数の下落率が前月末比15%を超えたこともあり、インベスコQQQトラスト[QQQ] を購入しました。ハイテク銘柄の調整はまだまだ続く可能性があるかもしれませんが、ポートフォリオ内のハイテク株は昨年既にほとんど売却しきってしまったことから、市場がさらに下落するようであれば買い増しをしていきたいと考えます。

  • 劣後債ではあるものの、円建て債券として2.48%クーポンは魅力的であり、ソフトバンクグループ第5回無担保社債(劣後特約付)を買い増ししました。(こちらの関連記事もご参照ください)前3回債も購入していて、これでソフトバンクはお腹いっぱいという感じです。

  • 米国長期金利が10年で1.9%と相応の水準へ上昇してきたことから、ポートフォリオ内で米ドルMMFとして待機していた資金で米ドル建て債券を2銘柄(オーストラリア・コモンウェルス銀行債、スターバックス社債)を購入しました。(こちらの関連記事もご参照ください)いずれも8~9年の残存期間で2%台前半の利回りと魅力的です。また、豪ドル資金も証券口座に滞留していたことから、5年で2.12%クーポンのトヨタ・モーターファイナンス社債も購入しています。

  • 1月のポートフォリオパフォーマンスは、昨年早めにハイテク株から割安なディフェンシブ銘柄や高配当銘柄へシフトをしていたこと、昨年12月にかけて購入していた金融株の上昇が顕著だったこと、十分に分散した長期投資を心がけてきたこと、などに救われました。

    足元では引き続き、米連邦準備制度理事会(FRB)による想定以上の早期の利上げ観測がくすぶり、ロシアによるウクライナへの侵攻も不透明感が漂っています。今後も長期目線でうまくリスクコントロールをしながら、適切な資産アロケーションを行っていきたいと思います。
なお、1月のグローバル投資市場と主な資産クラスの動向については、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在は高配当の金融株、いまだ割安な内需関連株、コロナ後の回復を睨んだ株などへ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄は2021年に既にほぼ売却済みで、1月下落時からETFを再度購入開始。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などの安定成長銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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