グローバル市場の動向確認(2021年7月末)
株式市場
為替・金利市場
商品先物市場
商品先物市場
- 経済成長が続く米国では、最高値圏にある株式市場が引き続き堅調でした。S&P500指数、ダウ平均株価、Nasdaq総合指数はいずれも月間で1~2%の上昇となりました。
- 新型コロナウィルスのデルタ株拡大の懸念が増す中、株価が不安定な動きを見せる場面もありましたが、経済成長を示す指標や好調な企業業績が発表され安心感が広がりました。
- 米連邦準備制度理事会(FRB)による政策的なサポート姿勢も安心感を与えました。FRBが物価物価を抑えることにより、足元の米物価上昇は一時的にとどまるとの見方が広がり、米国債の購入が拡大、米国10年国債利回りは0.24%も低下しました。
- 好調な米国株とは裏腹に、中国株は中国政府の規制強化の影響を受け軟調、香港ハンセン指数は月間で9.9%のマイナスとなりました。日本株も国内コロナウィルス感染症拡大の影響などもあり、TOPIX株価指数はマイナス2.2%でした。
- 米国長期債の利回り低下を受け、米ドル円為替レートは月間で1.4円円高の109円台となりました。
- 産油国が、これまでの協調減産から転じて生産量を段階的に増やす合意をしたことで、原油市場は一時大きく売られ、WTI原油は7月半ばに65ドル台をつけました。しかし、その後は値を戻し、月間ではほぼ横ばいとなりました。
資産クラス毎のパフォーマンス(2021年7月)
代表的な低コスト・インデックス投信であるeMAXIS Slimシリーズ(三菱UFJ国際投信株式会社)の価格動向により、資産クラス別のパフォーマンスを確認しておきたいと思います。
以下、eMAXIS Slimシリーズにおける各資産クラスの投資信託について、月次、および、年初来パフォーマンスをまとめています。
好調な米国株式市場の恩恵を受け、先進国株式クラスが引き続き月間プラスパフォーマンスです。一方、軟調な中国株式を含む新興国株式は月間で大きくマイナス、日本株式クラスもマイナスです。
なお、新型コロナウィルス感染症の影響拡大前との水準感比較のために、今月より2020年初来のパフォーマンス値を表に加えています。株式クラスは地域によらず既に2020年初対比で大きくプラスの水準にあることが確認できます。
投資ポートフォリオのパフォーマンス(2021年7月末)
ハッピー・リタイア・ライフへ向けた私の長期分散投資ポートフォリオのパフォーマンス状況
【2021年7月末の投資ポートフォリオの状況】
【売却銘柄】
なし
【購入銘柄】
▶三井住友フィナンシャルグループ[8316]
▶住友商事[8053]
▶東京海上ホールディングス[8766]
ポートフォリオ状況
- 米国に比べパフォーマンスが悪い日本株式クラスにおいて、高配当銘柄を購入しました。6月中にうまく高値売却していた三井住友フィナンシャルグループ[8316]と、住友商事[8053]を購入し直しました。更に、7月中旬に市場が大きく下がった際に、東京海上ホールディングス[8766]に新規参入しました。
- ハイテク銘柄の少ない先進国株式クラスは、市場全体の上昇についていけませんでしず、ほぼ横ばいでした。
- 米国金利の低下により、先進国債券クラス、新興国債券クラスが若干プラスパフォーマンスでした。
- 7月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオは、若干のマイナスパフォーマンスとなりました。
- リスク資産ポートフォリオの外貨建て資産割合はやや増えて65.9%となりました。そのうち為替ヘッジしている比率は8.1%、結果として外貨エクスポージャーは57.8%となっています。
- S&P500 VIX指数が7月中旬に25台をつけるなど、高値圏にある米国株式も不安定な動きが見られるようになってきました。新型コロナウィルス感染症が再び拡大している日本では、株式の頭の重さが顕著になっています。
- 一方で、各国中央銀行の金融緩和姿勢に変化はなく、投資市場にはマネーが潤沢に注ぎこまれています。引き続き、うまくコントロールしながら必要なリスクを取り、長期目線で分散した投資を行っていきたいと考えています。
各アセットクラス別の主な投資対象
<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
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