日清食品ホールディングス[2897]の株主優待ラーメン詰め合せが到着-業績、配当金実績と株価推移の確認【2021年7月】

2021/07/27

株主優待 投資-日本株

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この記事では、カップラーメン国内シェア最大の日清食品ホールディングス[2897]の2021年3月基準の株主優待についてご紹介します。あわせて、日清食品ホールディングスの事業の概要、株価の推移、業績推移、配当金の実績を確認します。

[2897]日清食品ホールディングスの株主優待

権利確定日が3月末、9月末(年2回)の株式優待銘柄です。
権利確定日3月末、9月末(年2回)
(100株以上300株未満保有の
 株主は3月末のみ)
株主優待内容100株以上保有の株主に自社グループ
会社製品詰め合せを贈呈

300株以上保有の株主に1,500円相当の自社キャラクターグッズを贈呈

保有株式数により贈呈される株主優待品
保有株式数株主優待品
100株以上
(3月のみ)
年1回、3,000円相当の
自社グループ会社製品詰め合せ
300株以上年2回、3,500円相当の
自社グループ会社製品詰め合せ
(3年以上継続保有は4,500円相当)

1500円相当の自社キャラクターグッズ
1,000株以上年2回、4,500円相当の
自社グループ会社製品詰め合せ
(3年以上継続保有は5,500円相当)

1500円相当の自社キャラクターグッズ
3,000株以上年2回、5,500円相当の
自社グループ会社製品詰め合せ

1500円相当の自社キャラクターグッズ

株主優待品の贈呈に代えて、国連WFPへの寄付を選ぶことも可能です。
2021年7月贈呈(2021年3月権利確定)の優待商品
(100株以上保有者への3,000円相当の自社グループ会社製品詰め合せ)
日清食品ホールディングス[2897]の株主優待商品(2021年3月基準)

いくつか、過去に贈呈された優待品もみてみましょう。

2018年7月贈呈(2018年3月権利確定)の優待商品
(100株以上保有者への3,000円相当の自社グループ会社製品詰め合せ)
日清食品ホールディングス[2897]の株主優待商品(2018年3月基準)

2017年までは100株以上300株未満保有の株主へも、年2回1,500円相当の自社グループ会社製品詰め合せの贈呈でした。

2017年12月贈呈(2017年9月権利確定)の優待商品
(100株以上保有者への1,500円相当の自社グループ会社製品詰め合せ)
日清食品ホールディングス[2897]の株主優待商品(2017年9月基準)

日清食品ホールディングス[2897]へ投資する場合、2021年7月26日の株価 7,970円を前提として、100株で797,000円必要になります。優待品の自社グループ会社製品詰め合せの価値を額面どおりの3,000円とすると、100株で0.37%の優待利回りとなります。

[2897]日清食品ホールディングスの事業内容・業績動向

日清食品ホールディングスはインスタントラーメンの先駆者で、言うまでもなく、1971年に初めて「カップヌードル」を誕生させた企業です。2006年に明星食品を子会社したことにより、国内カップ麺のシェアは5割を超えています。

持株会社としてインスタント食品の製造販売を中心に、冷凍食品や菓子飲料事業なども行っています。海外事業も拡大し、グループ全体売上高の4分の1ほどを占めるようになっています。

日清食品ホールディングスの事業別売上高割合(2021年3月期)

日清食品ホールディングス[2897]の事業別売上高割合グラフ(2021年3月期)
※日清食品ホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成

日清食品ホールディングスの2021年3月期売上収益は、前期比7.9%増収の5,061億円となりました。営業利益も前期比34.6%と大幅増益の555億円でした。

新型コロナウィルス感染症の拡大により巣ごもり需要が増加し、即席めんの国内総需要は過去最大を記録しました。こうした中、日清ホールディングスは、ほぼ全ての事業で増収を達成しました。

日清食品ホールディングスは、2022年3月期の売上収益を前期比6.7%増の5,400億円、営業利益を前期比約20%減の425~445億円と予想しています。

また、今後の中長期戦略として、伸びが期待できる海外比率や国内インスタント麺以外の比率を高め、持続的な成長を目指していくとしています。

日清食品ホールディングスの業績推移(売上収益・利益)
日清食品ホールディングス[2897]の業績推移(売上高・営業利益)2021年3月期
※日清食品ホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成

[2897]日清食品ホールディングスの配当実績

日清食品ホールディングスの配当実績・一株当たり利益・期末配当利回り
年度一株当たり
利益
(円)
配当金
(年間・円)
期末配当
利回り
2017年3月期221.33851.38%
2018年3月期279.81901.22%
2019年3月期185.851101.45%
2020年3月期281.451101.22%
2021年3月期391.941201.46%
※日清食品ホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成

着実に収益力を高め、増配を続けています。

[2897]日清食品ホールディングスの株価推移

日清食品ホールディングス[2897]の株価推移(週足:2015年~現在)
日清食品ホールディングス[2897]の株価推移グラフ(2015年から現在)

2015年以降2020年に向けて、収益力の高まりとともに徐々に株価水準を切り上げてきています。さらに、コロナ渦における巣ごもり需要の増大から、2020年半ばには株価は急騰をみせました。

2020年8月に11,000円近くまで急上昇した株価は、9月以降直ぐに下落に転じました。2021年に入っても下落は続き、ここ数か月間は、2020年はじめに近い8,000円前後で水準固めのような動きとなっています。

日清食品ホールディングス[2897]の株価推移(日足:2020年1月~現在)
日清食品ホールディングス[2897]の株価推移グラフ(2020年から現在)

[2897]日清食品ホールディングスの投資指標と今後の運用方針

2021年7月26日の株価 7,970円による投資指標
一株当たり
利益(EPS)予想(円)
298.00
年間配当金 予想(円)130
予想PER(倍)26.8倍
実績PBR(倍)2.16倍
ROE 予想8.07%
配当利回り予想1.63%
※日清食品ホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成

今後の方針
100株保有の優待利回り0.37%と予想配当利回り1.63%から、総合利回りは2.00%にしかなりません。予想株価収益率(PER)も26.8倍と、食品業界としては平均的で、指標面からはあまり投資魅力を感じられません。

一方で、強いブランド力を生かしたビジネス展開で、安定的に収益を稼ぐ力は強いと考えられます。自己資本利益率(ROE)も8~11%の水準を達成し続けています。今後、海外や国内インスタント麺以外の事業へのシフトが進むことにより、更なる成長も期待できます。

カップ麺好きには特に嬉しい株主優待品を楽しみにしながら、今後も投資継続していく方針です。

<ご注意>
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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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