リコーリース[8566]の株主優待、QUOカードが到着-過去最高益を更新した企業の業績、配当金実績と株価推移の確認【2021年6月】

2021/07/04

株主優待 投資-日本株

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この記事では、リコーグループに属する中堅リース会社、リコーリース[8566]の2021年6月到着の株主優待についてご紹介します。保有期間に応じた金額のQUOカードがもらえます。あわせて、株価の推移、業績推移、配当金の実績を確認します。

[8566]リコーリースの株主優待

権利確定日が3月末(年1回)の株式優待銘柄です。
権利確定日3月末(年1回)
株主優待内容100株以上保有の株主に優待品としてQUOカードを贈呈
(長期保有優待制度あり)

株式保有年数による贈呈金額
保有年数株主優待品
1年未満3,000円相当の
QUOカード
1年以上4,000円相当の
QUOカード
3年以上5,000円相当の
QUOカード
リコーリースは、QUOカードの使用額をもとに算出した金額をリコーリースが支援するさまざまな団体へ寄付し、環境保全・地域活性化などに活かしてもらう取り組みをしています。2020年度は非営利活動法人や社会福祉法人などに、合計380万円の寄付を行いました。

2021年6月贈呈(2021年3月権利確定)の優待商品

(1年以上3年未満保有者へのQUOカード4,000円)
リコーリース[8425]へ投資する場合、2021年7月2日の株価 3,530円を前提として、100株で353,000円必要です。100株を1年未満の保有の場合、0.85%の優待利回りとなります。1年以上3年未満保有の場合は1.13%、3年以上保有の場合は1.42%の優待利回りです。

[8566]リコーリースの事業内容・業績動向

リコーリースは、通常のリース・割賦事業のほか、リコーグループに属する金融事業会社として、リコーグループ社員への貸付、リコーグループへの売掛金回収代行やファクタリングなどのサービス提供を行っています。

最近では、太陽光発電や不動産関連への投資事業も徐々に拡大し、収益に貢献しはじめました。2020年3月には、みずほリースと提携を行い、既存事業の強化と事業機会の創出に取り組んでいます。

2021年3月期は、売上高は若干減少しましたが、営業利益を伸ばして過去最高益を更新しました。

新型コロナウィルス感染症拡大の影響で取扱高は減少し、リース債権の流動化などにもよって営業資産も減少しました。一方、収益性重視の方針の下で新規契約の利回りが改善したこと、投資事業の売上高、利益が増大したことが営業利益を押し上げました。

リコーリースの業績推移(売上高・利益)
リコーリース[8566]の業績推移(売上高・営業利益)2021年3月期
※リコーリースの決算資料よりブログ管理人作成

リコーリースは、2022年3月期についても、売上高が若干減る一方で営業利益は増大するとの予想をしています。

[8566]リコーリースの配当実績

リコーリースの配当実績・一株当たり利益・期末配当利回り
年度一株当たり
利益
(円)
配当金
(年間・円)
期末配当
利回り
2017年3月期377.12601.66%
2018年3月期362.19701.99%
2019年3月期382.60802.40%
2020年3月期382.80903.17%
2021年3月期389.931002.88%
※リコーリースの決算資料よりブログ管理人作成

一株当たり利益(EPS)を少しずつ伸ばし、連続増配を達成しています。

[8566]リコーリースの株価推移

リコーリース[8566]の株価推移(週足:2015年1月~現在)
リコーリース[8566]の株価推移グラフ(週足:2015年から2021年6月)

2015年以降の株価は、2,500円から4,500円の範囲で何度か上下動を繰り返しました。2020年1月に上場来高値の4,585円のつけましたが、新型コロナウィルス感染症拡大の影響で、3月にかけて2,400円台までの急落となりました。

株価は今年にかけ、ゆるやかに回復してきました。ここ数か月は、昨年下落幅の半値戻し水準となる3,500円近辺でのもみ合い推移が続いています。

リコーリース[8566]の株価推移(日足:2020年1月~現在)
リコーリース[8566]の株価推移グラフ(日足:2020年から2021年6月)

[8566]リコーリースの投資指標と今後の運用方針

2021年7月2日の株価 3,530円による投資指標
一株当たり
利益(EPS)予想(円)
408.76
年間配当金 予想(円)115
予想PER(倍)8.7倍
実績PBR(倍)0.57倍
ROE 予想6.59%
配当利回り予想3.26%
※リコーリースの決算資料よりブログ管理人作成

会社は来期も一株当たり利益(EPS)の増大、そして増配を予想しています。

今後の方針

予想配当利回り3.26%と優待利回り0.85%(1年未満保有の場合)から、総合利回りは4.11%となります。3年以上保有の場合は、1.42%の優待利回りから 4.68%の総合利回りとかなり魅力的な水準です。

株価収益率(PER)は8.7倍、(株価純資産倍率)PBR実績値は0.57とリース業界では一般的な水準、自己資本比率は16.5%(2021年3月期)とリース業界の中ではやや高めです。

このところ営業増益、連続増配を続けていること、みずほリースを通じた収益機会の拡大がこれから見込まれることから、来期にも期待したいと思います。まずは、来年いただける予定の、3年間以上保有者への優待QUOカード5,000円を目指して投資継続です。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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