グローバル市場の動向確認(2021年6月末)
株式市場
為替・金利市場
商品先物市場
※新興国債券クラスのみ、eMAXIS Slimeシリーズは存在しないため、eMAXIS新興国債券インデックスを用いています。
商品先物市場
- 新型コロナウィルスワクチン接種が進み、良い経済指標も増えた米国では、株式市場が好調でした。ハイテク株を中心に買われ、Nasdaq市場は、6月を通してほぼ一本調子で上昇しました。下旬には、連日のように最高値を更新するような場面もありました。
- 株式が買われると債券が売られる(金利が上がる)、というのが市場の一般論です。その一般論に反し、6月の米国では株式と一緒に債券も買われ(金利が低下し)ました。3月には1.7%台をつけていた米国10年国債の金利は、5月に続き6月にも大きく下がり、1.5%を切る水準となりました。
- 一説には、米国債上昇(金利低下)の理由は、日本や欧州の機関投資家が、自国に比べて金利が高い米国債購入を本格化しているから、との話があるようです。
- 為替レートが全体としてドル高に振れているのも、同じ理由によると言われています。米ドル円為替レートは5月対比で1.5円円安の111円台となり、対欧州通貨でもドル高が進んでいます。
- 複数の主要国通貨に対する米ドルの為替レート価値を表すドルインデックス(ドル指数)も再び上昇し、92を回復しました。
- 産油国の協調減産の続いている原油は上昇を続け、WTI原油先物は2018年10月以来となる70ドル台をつけています。一方、中国の需要拡大などにより、2020年春以降、一本調子で上昇してきた銅は、5月対比で9%近い下げとなりました。
資産クラス毎のパフォーマンス(2021年6月)
代表的な低コスト・インデックス投信であるeMAXIS Slimシリーズ(三菱UFJ国際投信株式会社)の価格動向により、資産クラス別のパフォーマンスを確認しておきたいと思います。
以下、eMAXIS Slimシリーズにおける各資産クラスの投資信託について、月次、および、年初来パフォーマンスをまとめています。
好調な米国株式市場の恩恵を受け、先進国株式クラスが引き続き好パフォーマンスです。
また、新型コロナウィルスの影響により昨年大きく下げた、日本REITおよび先進国REITクラスが力強く上昇を続けています。
投資ポートフォリオのパフォーマンス(2021年6月末)
ハッピー・リタイア・ライフへ向けた私の長期分散投資ポートフォリオのパフォーマンス状況
【2021年6月末の投資ポートフォリオの状況】
【売却銘柄】- 三井住友フィナンシャルグループ[8316]
- 住友商事[8053]
【購入銘柄】
なし
なし
ポートフォリオ状況
- 日本株式市場の頭の重さが意識されていたこともあり、2020年9月の購入以降高パフォーマンスをもたらしてくれた 三井住友フィナンシャルグループ[8316]と、住友商事[8053]の一部を売却しました。
- 上記以外の日本株クラスは、株価回復過程の出遅れ銘柄が多く、6月はプラスパフォーマンスとなりました。
- 一方、ハイテク銘柄の少ない先進国株式クラスは、市場全体の上昇についていけず、ほぼ横ばいでした。
- 米国金利の低下や円安進展により、先進国債券クラスもプラスパフォーマンスでした。
- 結果として、6月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた投資ポートフォリオは、比較的良好なパフォーマンスとなりました。日本株2銘柄を利食いましたが、それでも前月比1.3%のプラス、金利/配当と実現利益を合わせると、年率換算で3.1%の税引後収入です。
- 日本株式クラスの一部銘柄の売却により、リスク資産ポートフォリオの外貨建て資産割合はやや増えて67.1%となりました。そのうち為替ヘッジしている比率は8.2%、結果として外貨エクスポージャーは58.9%となっています。
各アセットクラス別の主な投資対象
<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。
0 件のコメント:
コメントを投稿