長期分散投資ポートフォリオ、2022年の年間運用実績-何とか6.25%のプラス確保

2023/01/01

運用ポートフォリオ

t f B! P L

投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年12月末時点)

2022年12月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でマイナス 3.0%でした。金利・配当等収益を合わせると、2022年の年間パフォーマンスは6.25%と今年も何とかプラスで終えることができました。

2022年は、ロシアによるウクライナ侵攻、それに端を発したインフレの進展、米国の急速な利上げとそれに伴う大幅金利上昇、米ドルの独歩高と歴史的な円安進行、そして、中国のゼロコロナ政策の失敗と世界的な供給網リスクの顕在化と、予想し得ないようなイベントが多く発生し、金融市場はかなり大きく変動しました。

ポートフォリオの運用においては、米ドル債券の購入が年前半に多く、やや早すぎたこと、また、十分下落する前に購入してしまった個別株も見られてことなど反省点もありました。ただし、リスクを限定しながらの長期ポートフォリオ運用として、大きく上昇した際には、利食いやリバランスを心がけ、下落した際に再度拾っていくということもある程度はできたと考えています。

市場が大きく円安に振れた2023年の秋口に、投資ポートフォリオの外貨建てエクスポージャー(外貨建て資産割合)を相応に減らしたことが、けっこうプラスに働いた思っています。2021年末にドルヘッジ勘案後で約57%あった外貨建て資産割合は、2022年末には41%程度となっていて、12月の円高への寄り戻しの損失を少し押さえてくれました。

2022年12月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
2022年 年間プラス 4.0%
(12月 月間マイナス3.0%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +2.3%
(年間 +2.3%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
  なし

【購入銘柄】
  ▶野村不動産マスターファンド投資法人[3462] 
  ▶アドバンス・レジデンス投資法人[3269]
  ▶日経平均レバレッジETF[1570]
  ▶セントラルスポーツ[4801] 
  ▶コジマ[7513]
  ▶吉野家ホールディングス[9861]
  ▶ベネフィット・ワン[2412]   
 

資産クラス別の投資割合

2022年12月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別アロケーショングラフ

運用状況

  • 2022年12月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でマイナス3.0%、2022年は年間でプラス4.0%となりました。2022年1月以降の金利/配当等収益は2.3%となり、あわせるとプラス6.25%の2022年の年間パフォーマンスです。

  • 12月に下落してきた際に、野村不動産マスターファンド投資法人[3462] やアドバンス・レジデンス投資法人[3269]の日本REIT銘柄、また、セントラルスポーツ[4801]、コジマ[7513]、吉野家ホールディングス[9861]、ベネフィット・ワン[2412] などの優待銘柄を買い増ししました。また、日経平均株価がヘッジ的にもかなり売られてきたので、日経平均レバレッジETF[1570]を購入しています。
米国をはじめとして各国株式市場は完全に調整局面入りしたような動きとなっているように感じられます。新型コロナウィルス感染症拡大の影響はやや峠を越したように思えますが、落ち着いてきたインフレ動向もまだまだ気になる状況であり、FRBの利上げスタンスもまだ不透明な部分もあることから、経済のリセッション入りの可能性の高まりも感じます。

長期投資目線を維持しながら、大きく下落した場面では将来に向けた買いを入れ、少し反発するような場面ではリバランス売をきちんと行うことを心がけたいと思います。引き続きあまり足元の動きに振り回されずに、長期目線でリスクコントロールに努めながら、ポートフォリオ運用を進めていければと思います。

なお、2022年の金融市場動向の振り返りについては、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在はディフェンシブ銘柄、高配当の金融株、航空などアフターコロナ銘柄へ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。外貨建てリスク軽減のため、円安が進んだ2023年秋に売却してポジションを落とす。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などのディフェンシブ銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。2023年~2024年頃、景気が持ち直してくれば、再度購入可能か。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。2023年もタイミングを見て積み増し意向。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

<ご注意>当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。

このブログを検索

自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

Powered by Blogger | Designed by QooQ