2022年11月末時点、長期分散投資ポートフォリオの運用実績-まとまった金額で米国株を売却、高配当日本株を購入

2022/12/01

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年11月末時点)

2022年11月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 1.8%でした。金利・配当等収益を合わせると、年初来パフォーマンスは9.1%と安定分散投資ポートフォリオの効果で安定して少しずつプラスを積み上げています。

米国のインフレに頭打ち感がでてきて、FRB(米連邦準備理事会)の利上げ姿勢にも減速観測が広がったことで、月半ばから株式市場は大きく反発しました。一方、為替市場で大幅に円高が進んだことで、外貨ベースの資産にはマイナスインパクトとなりました。

11月は久しぶりに大きくポジションを入れ替えました。やや出遅れていた高配当株を中心に日本株式をまとまった金額で購入。一方で、にこれまで数年間パフォーマンスを引っ張ってきた米国個別株の一部をまとまった金額で売却しました。米国株式の売却代金はそのまま円転し、外貨エクスポージャーは大きく減少しました。結果的には、これらのオペレーションも月間パフォーマンスにはプラスに働きました。

2022年11月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 7.0%
(11月 月間 プラス 1.8%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +2.1%
(年率換算 +2.2%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
      ▶野村不動産マスターファンド投資法人[3462] 
  ▶アドバンス・レジデンス投資法人[3269]
  ▶三井住友フィナンシャルグループ[8316]
  ▶ジョンソン&ジョンソン[JNJ](売却代金は円転)
  ▶ゼネラル・ミルズ[GIS](売却代金は円転)
  ▶モルガン・スタンレー[MS](
売却代金は円転)

【購入銘柄】
      ▶鹿島[1812]
  ▶住友化学[4005] 
  ▶UBE[4208]
  ▶AGC[5201]
  ▶丸紅[8002]   
 

資産クラス別の投資割合

2022年11月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別アロケーショングラフ

運用状況

  • 2022年11月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス1.8%、年初来プラス7.0%となりました。2022年1月以降の金利/配当等収益は2.1%となり、あわせるとプラス9.1%の年初来パフォーマンスです。

  • 公表された10月の米CPIの伸び率が市場予想を下回ったことをきっかけに、FRBによる先行きの利上げ減速観測が広がったことで、株式市場は月半ばから大きく反発上昇しました。先進国株式、日本株式、REITなどのリスク資産クラスが反発ををみせ、パフォーマンスにプラスに働きました。

  • 一方で、米長期金利は大きく下落し、為替市場では円が急伸し、米ドル円為替レートは月間で11円ほど円高ドル安が進みました。ポートフォリオ内の海外資産クラスのうち、為替ヘッジを行っていない部分について、円ベース・パフォーマンス低下につながりました。

  • 2022年中に大幅に進んだ円安トレンドに頭打ち感が出てきていたこともあり、長らく保有してきた米国株式の一部をまとまった金額で売却し、売却資金を円転しました。具体的には、ジョンソン&ジョンソン[JNJ]、ゼネラル・ミルズ[GIS]、モルガン・スタンレー[MS]を売却しています。

  • さらに、国内もので利益がのってきた、野村不動産マスターファンド投資法人[3462] 、アドバンス・レジデンス投資法人[3269]、三井住友フィナンシャルグループ[8316] の一部を利確しました。

  • これらに売却資金と追加資金を投入し、やや出遅れ感のあった高配当銘柄を中心に、次の日本株式、鹿島[1812]、住友化学[4005] 、UBE[4208]、AGC[5201]、丸紅[8002]をまとまった金額で購入しています。

  • これらオペレーションの結果、投資ポートフォリオ内の国内株式クラスの投資割合が大幅増大し、外貨資産クラスの割合は1割以上減少しています。(上の資産クラス別投資割合グラフご参照)
米国のインフレ動向には頭打ち感がでてきているとはいえ、FRBの利上げスタンスもまだ不透明な部分もあります。足元の株式市場の反発上昇についても、米国株式は既に大底を打っていて今後上昇が続いていくものなのか、あるいは、いまだ一時的なベアマーケットラリーに過ぎないのかは分からない部分があります。

引き続きあまり足元の動きに振り回されずに、長期目線でリスクコントロールに努めながら、市場が大きく下落した際にうまく銘柄を拾っていくようなスタンスで臨んでいきたいと思います。

なお、11月のグローバル投資市場と主な資産クラスの動向については、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在はディフェンシブ銘柄、高配当の金融株、航空などアフターコロナ銘柄へ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄は2021年に既にほぼ売却済みで、1月下落時からETFを再度購入開始。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などのディフェンシブ銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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