2021年3月末 の長期分散ポートフォリオの状況-過去最高の評価額達成!

2021/04/01

運用ポートフォリオ

t f B! P L

2021年3月末時点のパフォーマンス

長期分散投資ポートフォリオのパフォーマンスは

  評価損益       :前年末比+7.2%(前月比+4.0%)

  金利配当+実現損益:1月以降 +0.7%(+0.3%)

        (※金利配当+実現損益は税引後収益で、ポートフォリオ評価に含まれないもの)

となりました。

グローバル株式市場の堅調な推移、為替レートが円安ドル高に振れてきたことにより、運用ポートフォリオは過去最高の評価額となりました。金利・配当収入+実現益も年率2.8%ペースでうまく積みあがっていて、ハッピーリタイアライフに向けた長期分散ポートフォリオのまったり運用は極めて順調な状況です。

コロナ禍による昨年3月の急落以降、ややハイペースで上昇してきた株式市場ですが、日経平均株価の3万円、TOPIXの2,000ポイント付近でやや頭の重さが感じられます。現時点では上昇相場が続くシナリオをメインで考えていますが、やや天井感も意識されるようになってきました。こうしたなか、先月より日経f平均先物を用いたヘッジ取引を始めています。

上値で日経平均先物のショートポジションを作り、下がってきた場合には買い戻すという取引を繰り返しています。こうした方向性に賭けた取引は長期投資にはそぐわないとも考えられますが、保有する日本株クラスは年初来大きく評価額が増大していることから、あくまで一部をヘッジする目的という整理です。今のところ一連のこのヘッジ取引はうまくいっており、年初来で軽自動車1台分位の収益が、上記ポートフォリオパフォーマンスとは別に実現しています。

【2021年3月末のリスク資産ポートフォリオ状況】

運用資産の状況、今後の方針

  • 米連邦準備制度理事会(FRB)が上昇を容認してきた米国長期金利ですが、10年国債金利で1.7%台に突入してきました。保有する先進国債券クラスは殆どが米ドル建て個別債券で、満期保有前提で購入価格(或いは、パー)評価としていることから、金利上昇による価格下落の影響はありません。むしろドル高により円ベースの評価額は上がっています。
  • 一方、新興国債券クラスの投資対象は投資信託であることから、ドル高により一部緩和されているものの、金利上昇による評価額低下がみられます。こちらの記事でも触れましたが、今後米10年国債金利が2%に近付いてくるような水準で、米ドルMMFの待機資金を用いて米ドル建て個別債券の購入を徐々に進めていく方針です。

【日本航空と東急電鉄の株価推移(2020年1月~)】
JAL日本航空と東急電鉄の株価推移グラフ
  • 国内株式クラスでは、コロナ終息を見越して年初来大きく上げてきたANAホールディングス[9202]と日本航空[9201] を一部売却し空運セクターへの集中リスクを緩和しました(参考記事はこちら)。代わりに購入したのは、ポジションを減らしていた鉄道株の東急電鉄[9005]です。空運株ほどではないですが、コロナ禍で昨年3月急落、今年に入り回復してきました。同社の商業施設やオフィスビルの改善にも期待です。

  • リスク資産ポートフォリオの外貨建て資産割合は65.8%、そのうち為替ヘッジしている比率は8.0%へ減少、結果として外貨エクスポージャーは57.8%となっています。米国金利上昇を受けドル円為替レートの上昇はまだ継続しそうでもあり、暫くは為替ヘッジを増やさない方針です。

各アセットクラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式現在は一部のみインデックス投信で、ほとんどは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。2020年9月に、高配当のメガ銀行株と商社を新規に購入、2021年1月に航空株を追加購入。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄はかなり前に売却しポジションが少ない。一部売却後もまだ金融株への集中度が高い。その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などの安定成長銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別銘柄の債券と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下してくる過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。


<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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