ダイドーグループホールディングス[2590]の豪華になった株主優待が到着-業績と株価推移の確認【2021年4月】

2021/04/21

株主優待 投資-日本株

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この記事では、自販機を通じた国内飲料販売を中心に事業を展開する[2590]ダイドーグループホールディングスの、2021年4月到着の株主優待商品をご紹介します。併せて、株価の推移、事業内容、業績推移、配当金の推移を確認しておきたいと思います。

[2590]ダイドーグループホールディングスの株主優待

珍しい権利確定日が1月20日の株式優待銘柄です。

1)株主優待品
権利確定日1月20日(毎年1回)
株主優待内容100株以上、半年以上継続保有の
株主に、6,000円相当の飲料品
詰め合わせ贈呈

2)記念品(長期保有株主向け)
権利確定日7月20日(1回限り)
株主優待内容100株以上、5年以上継続保有の
株主に、5年を超えた年に1回限り
記念品贈呈

2021年4月受取(2021年1月権利確定)の株主優待商品

ダイドーグループホールディングス[2590]の株主優待(2021年4月贈呈、2021年1月権利確定分)

今年度より年1回の優待商品配布となり、年2回だった昨年までと比べ、商品内容が大幅にパワーアップしました。ずっしりと重く大きな箱に入った優待商品を開けて並べてみると、ゼリー類が大幅に増え、結構豪華です。

ダイドーグループホールディングス[2590]の株主優待 豪華なゼリー(2021年4月贈呈、2021年1月権利確定分)


ゼリーは送られてきた同封されていた株主通信でもピックアップされています。




ゼリー類は年2回の優待商品配布であった前回までとは大きく異なります。
参考までに以前の優待商品の写真を載せておきたいと思います。

2020年年4月受取(2020年1月権利確定)のの株主優待商品
ダイドーグループホールディングス[2590]の株主優待(2020年4月贈呈、2020年1月権利確定分)

2019年10月受取(2019年7月権利確定)のの株主優待商品
ダイドーグループホールディングス[2590]の株主優待(2019年4月贈呈、2019年1月権利確定分)

[2590]ダイドーグループホールディングスの事業内容・業績推移

DyDoグループは、国内飲料事業をコアとして、海外飲料事業、医薬品関連事業、食品事業の4つの事業を展開しています。

国内飲料事業は自販機の販売比率が80%以上、そのうちコーヒー飲料の比率が50%以上となっています。飲料メーカーであると同時に、自販機を店舗と位置付ける小売業の面をもつ、とても特徴的なビジネス展開をしています。

海外事業の中核は、企業のM&A(合併・買収)進出したトルコで、トルコ生まれのブランド展開で飲料事業を行っています。医薬品関連事業では、医薬品メーカーのブランドのドリンク剤などを受託製造しています。一方、食品事業を展開する子会社の株式会社たらみは、ドライゼリー市場において圧倒的なシェアを誇り、今回の株主優待商品でもさまざまな味を楽しめます。

ダイドーグループホールディングス 事業別の売上高比率(2020年度)
ダイドーグループホールディングス[2590]の事業別売上高【2021年1月期】

ダイドーグループホールディングスの業績推移グラフ(売上高・営業利益)
ダイドーグループホールディングス[2590]の業績推移グラフ【2021年1月期】
※ダイドーグループホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成

2019年度は悪天候の影響が広がり売上高が伸び悩み、営業利益も大きく落ち込みました。2020年度も、上期は緊急事態宣言の影響を大きく受けました。しかし、下期に入り自販機台数が増加に転じたことや、鬼滅の刃とのコラボによるコーヒー飲料の売上高が大きく伸びたことなどから、前年実績を上回りました。

[2590]ダイドーグループホールディングスの配当実績

ダイドーグループホールディングスの配当実績・一株当たり利益・期末配当利回り
年度一株当たり
利益(円)
配当金
(年間・円)
期末配当
利回り
2016年度197.3601.00%
2017年度151.7601.02%
2018年度234.2601.09%
2019年度108.0601.37%
2020年度201.3601.17%
※ダイドーグループホールディングスの決算資料よりブログ管理人作成

[2590]ダイドーグループホールディングスの株価推移

ダイドーグループホールディングス[2590]とNEXT FUNDS 食品ETF[1617]の株価推移(過去5年)
ダイドーグループホールディングス[2590]とNEXT FUNDS 食品ETF[1617]の株価推移比較(2016年4月~現在)
食品セクター全体との株価推移の比較を行うと、概ね似た動きとなっているものの、特に2019年後半以降動きが異なっていることが分かります。2019年は悪天候の業績への影響を大きく受けていたことから、ダイドーグループホールディングス株価は他の食品セクターに対して出遅れ感がありました。

一方、2020年に入ると、ともにコロナ渦の影響を大きく受けていますが、ダイドーグループホールディングス株の方が回復が早く、かなりパフォーマンスに差が出ています。特に2020年後半には、鬼滅の刃とのコラボ商品の効果が大きく出たことで、他の食品セクターを大きくアウトパフォームしました。

ダイドーグループホールディングス[2590]とNEXT FUNDS 食品ETF[1617]の株価推移(2020年1月~)
ダイドーグループホールディングス[2590]とNEXT FUNDS 食品ETF[1617]の株価推移比較(2020年1月~現在)

[2590]ダイドーグループホールディングスの投資指標と今後の運用方針

2021年4月21日の株価 5,170円による投資指標

一株当たり
利益(EPS)予想(円)
166.46
年間配当金 予想(円)60
予想PER(倍)31.1倍
実績PBR(倍)0.99倍
ROE 予想3.20%
配当利回り予想1.16%
※ダイドーグループホールディングの決算資料よりブログ管理人作成

今後の方針

投資指標的には決して割安ではなく、食品株としては平均的なPERです。配当利回りも優待商品分を含めてようやく2%に乗ってくる水準で、低く魅力的ではありません。一方、独自のビジネスモデルで展開しており、今後、食品事業がさらに成長し、海外事業が寄与してくる可能性などを考えると、優待商品自体の魅力はあることから、当面長期投資のスタンスで臨みたいと考えます。

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当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。記載内容については、細心の注意を払い各種の公表資料等から作成していおりますが、掲載内容の適時性、正確性、有用性等に関して一切保証するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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