この記事では、自販機を通じた国内飲料販売を中心に事業を展開する[2590]ダイドーグループホールディングスの、2021年4月到着の株主優待商品をご紹介します。併せて、株価の推移、事業内容、業績推移、配当金の推移を確認しておきたいと思います。
[2590]ダイドーグループホールディングスの株主優待
珍しい権利確定日が1月20日の株式優待銘柄です。
2021年4月受取(2021年1月権利確定)の株主優待商品
ゼリー類は年2回の優待商品配布であった前回までとは大きく異なります。
2020年年4月受取(2020年1月権利確定)のの株主優待商品
[2590]ダイドーグループホールディングスの事業内容・業績推移
DyDoグループは、国内飲料事業をコアとして、海外飲料事業、医薬品関連事業、食品事業の4つの事業を展開しています。
国内飲料事業は自販機の販売比率が80%以上、そのうちコーヒー飲料の比率が50%以上となっています。飲料メーカーであると同時に、自販機を店舗と位置付ける小売業の面をもつ、とても特徴的なビジネス展開をしています。
海外事業の中核は、企業のM&A(合併・買収)進出したトルコで、トルコ生まれのブランド展開で飲料事業を行っています。医薬品関連事業では、医薬品メーカーのブランドのドリンク剤などを受託製造しています。一方、食品事業を展開する子会社の株式会社たらみは、ドライゼリー市場において圧倒的なシェアを誇り、今回の株主優待商品でもさまざまな味を楽しめます。
2019年度は悪天候の影響が広がり売上高が伸び悩み、営業利益も大きく落ち込みました。2020年度も、上期は緊急事態宣言の影響を大きく受けました。しかし、下期に入り自販機台数が増加に転じたことや、鬼滅の刃とのコラボによるコーヒー飲料の売上高が大きく伸びたことなどから、前年実績を上回りました。
[2590]ダイドーグループホールディングスの配当実績
[2590]ダイドーグループホールディングスの株価推移
[2590]ダイドーグループホールディングスの投資指標と今後の運用方針
2021年4月21日の株価 5,170円による投資指標
今後の方針
投資指標的には決して割安ではなく、食品株としては平均的なPERです。配当利回りも優待商品分を含めてようやく2%に乗ってくる水準で、低く魅力的ではありません。一方、独自のビジネスモデルで展開しており、今後、食品事業がさらに成長し、海外事業が寄与してくる可能性などを考えると、優待商品自体の魅力はあることから、当面長期投資のスタンスで臨みたいと考えます。
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