長期分散投資ポートフォリオ、2023年6月末時点の運用実績-日本株上昇と円安進行の恩恵を受け月間プラス4.3%

2023/07/01

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(202年6月末時点)

2023年6月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 4.3運用実績と、分散ポートフォリオとしては久しぶりの大きなプラスとなりました。年初来ではプラス10.9%の実績となり、セミリタイア状態ながら資産額は増大していて、現時点で過去最大の資産額となっています。

最大投資セクターである日本株式が大型株、輸出銘柄中心にかなり上昇
し、パフォーマンスに大きく貢献しました。

円安進行によって海外資産が上昇したことも支えとなりました。米ドル円為替レートがまだ140円手前だった月初に、円資金で米ドル転して一時払い米ドル建て終身保険を購入したことも効果的でした。

(2023年6月の金融市場動向の振り返りについては、こちらの記事をご覧ください)

2023年6月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 10.9%
(月間 プラス 4.3%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +1.3%
(年間換算 +2.6%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
  無し

【購入銘柄】
  ▶トヨタ自動車 [7203]
  ▶ドルMMF(円資金から米ドル転)
  ▶一時払い米ドル建て終身保険 

資産クラス別の投資割合

2023年6月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別アロケーショングラフ


運用状況

  • 2023年6月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス4.3%となりました。2023年1月からの累計の金利/配当等収益は1.3%です。

  • 米国の経済指標が底堅さを保っていて、米国の長期金利は5月からの流れを受けて上昇傾向となっていることから、運用資産として米ドル建て債券投資を増やしています。5月には、アップル社とインテル社の米ドル建て長期債券を購入しました。(米ドル建て債券購入の詳細についてはこちらの記事をご覧ください)

    6月に入り、月初に円資金を用いて139円台で米ドルを購入することができました。この資金を用い、6月半ばに一時払いの米ドル建て終身保険を購入しました。これは資産運用と相続対策の両方を睨んだ取引です。

    現在の年齢を考えると相続対策を考えるにはまだ早すぎるという側面もありますが、現在の米国の高金利をうまく生かしたいとの思いから、資産運用の面も考慮して商品を選びました。なお、一時払い米ドル建て終身保険は資産運用の点では債券的な側面を持つものの、純粋な債券とは異なることから、上の資産クラスの投資割合グラフでは先進国債券とは別に表示しています。

  • 6月月初にトヨタ自動車 [7203] 株式を購入しました。同社が米国で稼働させる予定の電気自動車向け電池工場に3,000億円ほど追加投資を行うとのニュースを聞き、新社長になってから発表しているEVへのシフトが本格化することの表れと判断しました。自動車業界の巨人であるトヨタが本腰をいれるとすると、先行メーカーを追い上げる力はかなり期待ができると考えています。

今後の運用方針

6月の日本株式市場は海外投資家を中心とした見直し買いが続き、為替の円安米ドル高の進展などもあって大きく上昇しました。日銀の金融緩和政策維持もサポートとなり、国内投資家の物色もはじまっているように感じます。

ハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオが昨年から日本株式への投資比率を高めていたことは、パフォーマンスに大きなプラスとなりました。

さらに6月は円安米ドル高がかなり進んだことで、外国債券を含めた海外資産クラスがポートフォリオの高パフォーマンスに貢献しました。

引き続き、今後も長期視点のポートフォリオ運用をベースに、慎重姿勢を保ちつつ株式クラス下落の際には買い増しを行い、上値では売却によりリスクコントロールを図る運用を続けていきたいと考えます。

今後のポートフォリオ運営にあたっては、引き続き次のようなことに取り組んでいきたいと考えています。
  • 米国金利がさらに上昇した場合には、米国長期債の買い増しを行う
  • 米ドル円為替レートが145円を超えてもう一段上昇した(円安が進んだ)場合、ドルヘッジ取引を少しずつはじめる
  • 金融セクターへの投資割合が相応に多いが今後も相応の好パフォーマンスが期待できると考え、リスク量を考えながら保有を継続する
  • 米国ハイテク銘柄が一旦落ち着いたタイミングをみて、選択的に少しずつ購入
引き続き、長期目線でリスクコントロールに努めながら、ポートフォリオ運用を進めていければと思います。

なお、2023年6月の金融市場動向の振り返りについては、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在はディフェンシブ銘柄、高配当銘柄、航空などアフターコロナ銘柄へ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。外貨建てリスク軽減のため、円安が進んだ2023年秋に売却してポジションを落とす。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などのディフェンシブ銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。現時点では全額、為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。2023年~2024年頃、景気が持ち直してくれば、再度購入可能か。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、現時点ではポジション割合が少ない。2023年はタイミングを見て積み増し意向。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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