2022年7月末時点、長期分散投資ポートフォリオの運用実績-月末にかけての上昇で若干のプラス確保

2022/07/31

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年7月末時点)

2022年7月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 1.1%と前月からほぼ横ばいの運用実績となりました。金利・配当等収益を合わせると、年初来パフォーマンスは3.8%です。

世界経済のリセッション(景気後退局面)入り懸念が広がる中、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長が7月のFOMCで、今後の経済状況次第では利上げ姿勢を緩めるとの発言をしたことで、市場に安心感が広がりました。

米長期金利は低下し、株式市場は上昇しました。金利低下の恩恵を強く受けるハイテク株やREIT市場が特に大きく上げました。

幅広く分散した当ポートフォリオは、現状はハイテク株銘柄への投資割合も限定的であり、引き続きまったりとした変動でした。不安定な投資環境が続いていますが、長期目線を変えずに地道にプラス運用を継続できればと思います。

2022年7月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 2.6%
(7月 月間 プラス 1.1%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +1.2%
(年率換算 +2.0%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
      ▶アドバンス・レジデンス投資法人[3269]  
      ▶米ドルMMF(円転)
  

【購入銘柄】
      なし 

資産クラス別の投資割合

2022年7月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別投資割合グラフ

運用状況

  • 2022年7月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス1.1%と若干プラス、年初来プラス2.6%となりました。2022年1月以降の金利/配当等収益は1.2%となり、あわせるとプラス3.8%の年初来パフォーマンスです。

  • インフレの長期化や、世界経済のリセッション入り可能性、そしてこれらに対抗する米金融政策のスタンスなどが意識された一か月となりました。

    月末近くの7月のFOMCのパウエル議長発言によって、市場に安心感が広がり、長期金利は低下、株式市場は上昇して終えました。

    ディフェンシブ銘柄中心の分散投資ポートフォリオへは大きなインパクトはなく、米国株、先進国REIT、国内REITクラスの貢献で若干のプラス運用実績を確保しました。

  • 長期金利が低下したことによって、国内外REITの価格が上昇しました。日本REITクラスの一部、アドバンス・レジデンス投資法人[3269] を6月に続いて売却しました。

  • 米ドル円為替レートが135円を上抜けているタイミングで、ポートフォリオ内に残る米ドルを一部売却しました。これは、過去の米国株等の売却代金として、米ドルMMFにて運用していたものです。

    リセッション入りの警戒感もあるなか、米国長期金利がピークアウトしつつある状況だと感じたからです。

    米ドルMMFは先進国債券クラスとしてカウントしていたことから、同クラスの保有割合が減少しました。円転された資金はポートフォリオ外の現金保有分として待機させることになります。

世界経済の減速も意識され、株式市場がボトムアウトしたかどうかはまだ不明です。当面は不透明感が強い状況が続くことを想定し、リスクコントロールに努めたいと考えています。

長期目線でうまくリスクコントロールをしながら、市場が大幅に下落したタイミングでうまく銘柄を拾っていくようなイメージをもっています。

なお、7月のグローバル投資市場と主な資産クラスの動向については、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在は高配当の金融株、いまだ割安な内需関連株、コロナ後の回復を睨んだ株などへ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄は2021年に既にほぼ売却済みで、1月下落時からETFを再度購入開始。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などの安定成長銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

<ご注意>

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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