2021年2月末 の長期分散ポートフォリオの状況と運用方針

2021/03/02

運用ポートフォリオ

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2021年2月末時点のパフォーマンス

長期分散投資ポートフォリオのパフォーマンスは

  評価損益       :前年末比+3.2%

  実現損益+金利配当:1月以降 +0.4%

となりました。

実は、上記とは別に、ヘッジ含みの日経平均先物のトレードで約0.5%分の実現益があがっています。日経平均が3万円台を付けた2月中旬以降にヘッジ含みで作った日経平均先物のショートポジションを、月末にかけた急落時に一旦買い戻し実現益をとりました。今回は方向性を見越したヘッジトレードがうまくいきましたが、こうした方向性に賭けた取引はうまくいかないケースも多々あり、この収益は上記年初来パフォーマンスには含んでいません。

ある程度リスクを抑えた分散投資ポートフォリオであることから、市場の盛り上がりに比べてかなりまったりとしたパフォーマンスです。とはいっても、過去最大の資産額を更新しており、リスクを抑えつつもハッピーリタイアライフに向け順調に資産増大が図れていると考えています。

【2021年2月末のリスク資産ポートフォリオ状況】

運用資産の状況、今後の方針

  • 昨年夏場に底値を付けてから徐々に上がってきた米国長期金利が、今年に入って弾みをつけた上昇をみせ、一時10年金利で1.6%台を付けるなどとなっています。先進国株式クラスで最大投資割合となっている米国金融株が、この長期金利上昇の恩恵を受け大幅に上昇し、ポートフォリオの評価額増大を引っ張ってくれました。金融株にとっての環境改善は当面続くものと考え、最大ポジションは当面キープの方針です。

  • 米国金利上昇に少し遅れるかたちで、ドル円為替レートも1月以降円安方向へ動いてきました。金利上昇は特にポートフォリオの4割強を占める外国債券クラスには逆風ですが、ドル円為替レートの上昇がその影響を緩和してくれてます。昨年末から1月にかけて行った米国金融株の売却資金の受け皿として、現在かなりの額がドルMMFに滞留しています。米国10年金利がまた1.5%を大きく超えてくるような状況となった場合、米国債購入を検討したいと思います。

【米国10年国債金利(オレンジ線)とドル円為替レート(青線)の推移】
米国10年国債金利とドル円為替レートの推移グラフ
  • 国内株式クラスでは、1月に追加購入した日本航空、全日空株、および、昨年来コロナ禍で大きく売られてきていた外食セクターなどの内需株の反発、また、昨年秋に新規購入したメガ銀行株と商社株の上昇がポートフォリオ評価増大に寄与しました。コロナ後の経済活動正常化を見越してこれらセクターへの見直し機運は継続すると思われ、当面ポジションキープの方針です。

  • リスク資産ポートフォリオの外貨建て資産割合は65.3%、そのうち為替ヘッジしている比率は8.3%へ減少、結果として外貨エクスポージャーは57.6%となっています。米国金利上昇を受けドル円為替レートの上昇はまだ継続しそうでもあり、暫くは為替ヘッジを増やさない方針です。

各アセットクラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式現在は一部のみインデックス投信で、ほとんどは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。2020年9月に、高配当のメガ銀行株と商社を新規に購入、2021年1月に航空株を追加購入。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄はかなり前に売却しポジションが少ない。一部売却後もまだ金融株への集中度が高い。その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などの安定成長銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別銘柄の債券と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行のドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿であるドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下してくる過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。


<ご注意>
当サイトに記載の内容は、あくまで、管理人の個人的な見解に基づくもので、何ら特定の投資運用方針を推奨するものではありません。投資にあたり、万が一損害を受けたとしても一切責任は負えません。投資はあくまで自己責任でお願いします。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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