長期分散投資ポートフォリオ、2023年7月末時点の運用実績-月間でほぼ横ばい、年初来プラス11%

2023/08/02

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(202年7月末時点)

2023年7月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 0.1運用実績と、ほぼ横ばいの結果となりました。年初来ではプラス11.0%の実績です。

最大投資セクターである日本株式クラスでは、金融株、商社株、輸出関連株を中心に大型株が好調でしたが、一部の優待株等が足を引っ張りました。 先進国株式クラスでも金融株がパフォーマンスに貢献しました。

6月に比べると若干円高方向に振れたことに加え、後述する一時払い終身保険の初期コストがマイナスに寄与しました。

(2023年7月の金融市場動向の振り返りについては、こちらの記事をご覧ください)
2023年7月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 11.0%
(月間 プラス 0.1%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +1.4%
(年間換算 +2.4%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
  無し

【購入銘柄】
  ▶ドルMMF(円資金から米ドル転)
  ▶一時払い米ドル建て終身保険 

資産クラス別の投資割合

2023年7月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別アロケーショングラフ

運用状況

  • 2023年7月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間で横ばいのプラス0.1%となりました。2023年1月からの累計の金利/配当等収益は1.4%です。

  • 2023年7月は月末近くに米連邦公開市場委員会(FOMC)や日銀金融政策決定会合を控え、今後の金融政策の動向が気になる月でした。米国においてインフレ減速が明らかになり、経済のソフトランディング(軟着陸)シナリオが期待されるなか、株式市場は堅調に推移しました。

    長期ポートフォリオ投資の視点から、現状の水準では株式等の購入は行わずに、まだ高い水準にある米ドル長期金利のメリットを生かし、6月に続き、一時払いの米ドル建て終身保険を購入しました。資産運用と相続の両面を睨んだ商品ではありますが、運用面からは債券的な取引になります。

    今回の取引は管理人の妻によるものです。我が家では子供含めて日常的に投資運用の会話をしていますが、妻は7月半ばに米国経済指標がインフレ鎮静化を示し為替レート円高に振れたタイミングで終身保険購入用の米ドルを購入することができました。

今後の運用方針

引き続き、今後も長期視点のポートフォリオ運用をベースに、慎重姿勢を保ちつつ株式クラス下落の際には買い増しを行い、上値では売却によりリスクコントロールを図る運用を続けていきたいと考えます。

今後のポートフォリオ運営にあたっては、引き続き次のようなことに取り組んでいきたいと考えています。
  • 米国金利がさらに上昇した場合には、米国長期債の買い増しを行う
  • 米ドル円為替レートが145円に近付くよう(さらに円安が進んだ)なタイミングではドルヘッジ取引を少しずつはじめる
  • 金融セクターへの投資割合が相応に多いが今後も相応の好パフォーマンスが期待できると考え、リスク量を考えながら保有を継続する
  • 米国ハイテク銘柄が一旦落ち着いたタイミングをみて、選択的に少しずつ購入
引き続き、長期目線でリスクコントロールに努めながら、ポートフォリオ運用を進めていければと思います。

なお、2023年7月の金融市場動向の振り返りについては、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在はディフェンシブ銘柄、高配当銘柄、航空などアフターコロナ銘柄へ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。外貨建てリスク軽減のため、円安が進んだ2023年秋に売却してポジションを落とす。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などのディフェンシブ銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。現時点では全額、為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。2023年~2024年頃、景気が持ち直してくれば、再度購入可能か。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、現時点ではポジション割合が少ない。2023年はタイミングを見て積み増し意向。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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