長期分散投資ポートフォリオ、2023年1月末時点の運用実績-市場リバウンドで12月の下げを取り戻す

2023/02/02

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2023年1月末時点)

2023年1月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 3.4の運用実績となりました。株式市場が反転上昇に転じたことで、2022年12月のマイナス分を取り戻すことができました。
米国において、インフレ減速を示す経済指標の発表が続き、利上げ停止が早まるとの観測が広がったことが、株式市場反転上昇のきっかけとなりました。日本では、月半ばの日銀金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決定され、日本株式は上昇に転じました。

市場が下落した昨年の後半に日本株式への投資割合を増やしていたこと、秋口に外貨建て資産割合を減らしていたことが、プラスに働きました。日本REITクラスが足を引っ張りましたが、保有割合が小さく、それほど大きな影響はありませんでした。

2023年1月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 3.4%
(月間 プラス 3.4%)
金利/配当+実現損益
1月実績 +0.1%
(年間換算 +1.0%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
  ▶日経平均レバレッジETF[1570]
  ▶すかいらーく[3197] 

【購入銘柄】
  ▶セントラルスポーツ[4801] 
 

資産クラス別の投資割合

2023年1月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別アロケーショングラフ

運用状況

  • 2023年1月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス3.4%となりました。2023年1月の金利/配当等収益は0.1%です。

  • 月はじめにセントラルスポーツ[4801]を追加購入しました。アフターコロナを睨み、12月に続いての追加購入です。銘柄入れ替えで、優待株として保有していた すかいらーく[3197]を売却しています。また、12月の株式市場下落時に購入した日経平均レバレッジETF[1570]を、市場が反転上昇してきた1月後半に売却しました。

今後の運用方針

インフレ減速の兆しが見えはじめ、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止が早まるとの観測が広がったことで、米国をはじめとした株式市場は上昇に転じました。しかし、足もとの経済指標は徐々に悪化していて今後の経済のリセッション入りも意識される状況で、現状はまだまだ調整局面のなかの揺り戻しのように感じられます。

昨年後半から心がけてきた以下のような運用方針が、現時点ではパフォーマンスに貢献しています。今後しばらくの間は、これらを継続する方針です。
  • 米国株式を減らし日本株式への投資割合を増やしていること
  • 米国株式はディフェンシブ銘柄と金利上昇がメリットとなる金融セクターにウェイトを置いていること
  • 日本株式は高配当銘柄、ディフェンシブ銘柄、そしてアフターコロナ睨みのポジションを増やしていること
  • 外貨エクスポージャー(外貨建て投資割合)を相応に減らしていること
上記を踏まえながら、今後のポートフォリオ運営にあたっては、徐々に次のようなことに取り組んでいきたいと考えています。
  • 長期金利水準の上昇により売られている日本REITクラスについて、更に下値を試すよう場面があれば、買い増しを検討。
  • 米長期金利がピークから低下傾向にあることから、恩恵を受けていくであろう米国REITクラスの追加購入
  • 米ドル円為替レートがもう一段下がる(円高方向へ進む)場面があれば、再び少しずつ外貨資産割合を増やす
  • 調整が更にすすんでくるようであれば、米国ハイテク銘柄を選択的に購入

不透明感の漂う市場が当面続くとの前提で、リスク資産の積み増しには慎重姿勢が必要だと思っています。現在のような反発局面が続けばリバランスによる売却や先物を用いたヘッジを行い、大きく下落した場面では将来に向けた買いを入れいくことを心がけます。足元の動きに振り回されることが無いよう、長期目線でリスクコントロールに努めながら、ポートフォリオ運用を進めていければと思います。

なお、2023年1月の金融市場動向の振り返りについては、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在はディフェンシブ銘柄、高配当銘柄、航空などアフターコロナ銘柄へ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。外貨建てリスク軽減のため、円安が進んだ2023年秋に売却してポジションを落とす。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などのディフェンシブ銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。現時点では全額、為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。2023年~2024年頃、景気が持ち直してくれば、再度購入可能か。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、現時点ではポジション割合が少ない。2023年はタイミングを見て積み増し意向。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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