投資ポートフォリオのパフォーマンス(2023年1月末時点)
2023年1月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 3.4%の運用実績となりました。株式市場が反転上昇に転じたことで、2022年12月のマイナス分を取り戻すことができました。米国において、インフレ減速を示す経済指標の発表が続き、利上げ停止が早まるとの観測が広がったことが、株式市場反転上昇のきっかけとなりました。日本では、月半ばの日銀金融政策決定会合で金融政策の現状維持が決定され、日本株式は上昇に転じました。
市場が下落した昨年の後半に日本株式への投資割合を増やしていたこと、秋口に外貨建て資産割合を減らしていたことが、プラスに働きました。日本REITクラスが足を引っ張りましたが、保有割合が小さく、それほど大きな影響はありませんでした。
投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況
売買銘柄
【売却銘柄】
▶日経平均レバレッジETF[1570]
▶すかいらーく[3197]
【購入銘柄】
▶セントラルスポーツ[4801]
資産クラス別の投資割合
運用状況
- 2023年1月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス3.4%となりました。2023年1月の金利/配当等収益は0.1%です。
- 月はじめにセントラルスポーツ[4801]を追加購入しました。アフターコロナを睨み、12月に続いての追加購入です。銘柄入れ替えで、優待株として保有していた すかいらーく[3197]を売却しています。また、12月の株式市場下落時に購入した日経平均レバレッジETF[1570]を、市場が反転上昇してきた1月後半に売却しました。
今後の運用方針
インフレ減速の兆しが見えはじめ、米連邦準備理事会(FRB)の利上げ停止が早まるとの観測が広がったことで、米国をはじめとした株式市場は上昇に転じました。しかし、足もとの経済指標は徐々に悪化していて今後の経済のリセッション入りも意識される状況で、現状はまだまだ調整局面のなかの揺り戻しのように感じられます。
昨年後半から心がけてきた以下のような運用方針が、現時点ではパフォーマンスに貢献しています。今後しばらくの間は、これらを継続する方針です。
- 米国株式を減らし日本株式への投資割合を増やしていること
- 米国株式はディフェンシブ銘柄と金利上昇がメリットとなる金融セクターにウェイトを置いていること
- 日本株式は高配当銘柄、ディフェンシブ銘柄、そしてアフターコロナ睨みのポジションを増やしていること
- 外貨エクスポージャー(外貨建て投資割合)を相応に減らしていること
上記を踏まえながら、今後のポートフォリオ運営にあたっては、徐々に次のようなことに取り組んでいきたいと考えています。
- 長期金利水準の上昇により売られている日本REITクラスについて、更に下値を試すよう場面があれば、買い増しを検討。
- 米長期金利がピークから低下傾向にあることから、恩恵を受けていくであろう米国REITクラスの追加購入
- 米ドル円為替レートがもう一段下がる(円高方向へ進む)場面があれば、再び少しずつ外貨資産割合を増やす
- 調整が更にすすんでくるようであれば、米国ハイテク銘柄を選択的に購入
不透明感の漂う市場が当面続くとの前提で、リスク資産の積み増しには慎重姿勢が必要だと思っています。現在のような反発局面が続けばリバランスによる売却や先物を用いたヘッジを行い、大きく下落した場面では将来に向けた買いを入れいくことを心がけます。足元の動きに振り回されることが無いよう、長期目線でリスクコントロールに努めながら、ポートフォリオ運用を進めていければと思います。
なお、2023年1月の金融市場動向の振り返りについては、こちらの記事をご参照ください。
資産クラス別の主な投資対象
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