2022年10月末時点、長期分散投資ポートフォリオの運用実績-米利上げ鈍化観測でプラス

2022/11/01

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年10月末時点)

2022年10月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 2.3%でした。金利・配当等収益を合わせると、年初来パフォーマンスは7.0%と安定分散投資ポートフォリオとしてはまずまずの水準まできました。

米国の利上げ減速の観測や、本格的なリセッション入りは避けられそうだとの思いが広がり、10月後半にかけて株式市場が反発に転じたことがパフォーマンスを支えました。

航空や外食などアフターコロナ銘柄への投資を増やしていたことともプラスに働きました。

2022年10月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 5.2%
(10月 月間 プラス 2.3%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +1.8%
(年率換算 +2.1%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
      ▶東京海上ホールディングス[8766]
  ▶日経平均レバレッジETF[1570]   
  ▶プレナス[9945]    
 

【購入銘柄】
      ▶野村不動産マスターファンド投資法人[3462] 
  ▶アドバンス・レジデンス投資法人[3269]
  ▶コンフォリア・レジデンシャル投資法人[3282]
  ▶ベネフィット・ワン[2412] 
  ▶日経平均レバレッジETF[1570]    
 

資産クラス別の投資割合

2022年10月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別アロケーショングラフ

運用状況

  • 2022年10月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス2.3%、年初来プラス5.2%となりました。2022年1月以降の金利/配当等収益は1.8%となり、あわせるとプラス7.0%の年初来パフォーマンスです。

  • 公表された米国の経済指標などを受け、FRBによる利上げは緩やかになるとの観測や、本格的なリセッション入りは回避できるだろうとの思いが10月後半に市場に広がりました。それに伴い、先進国株式、日本株式、REITなどのリスク資産クラスが反発ををみせ、パフォーマンスにプラスに働きました。

    また、日本株の中では、ANAホールディングス[9202]や日本航空[9201]などの航空セクター、外食セクターなどのアフターコロナ銘柄がパフォーマンスを支えました。

  • 国内REIT市場が月前半に大きく調整していたことから、野村不動産マスターファンド投資法人[3462]、アドバンス・レジデンス投資法人[3269] 、コンフォリア・レジデンシャル投資法人[3282]のREIT3銘柄を購入しました。

    また、アフターコロナにおける利用拡大を見込み、企業福利厚生のベネフィット・ワン[2412]を、業績発表による株価下落のタイミングで買い増ししました。


  • 持ち帰り弁当の「ほっともっと」や定食の「やよい軒」を展開するプレナス[9945]のMBO(経営陣による企業買収であるマネジメント・バイアウト)が公表されました。株式が上場廃止となる予定であることから、同社株を売却しました。

    これまで、6年以上お世話になったプレナスの株主優待が無くなるのは残念ですが、これまでの優待と配当に加え、今回の売却で40%ほどの売却益を得ることができたので、投資としてはうまくいったといえます。(プレナスの株主優待についてはこちらの過去記事をご覧ください)

今後も米国の経済指標の公表を受けてのインフレ動向や、FRB(米連邦準備理事会)の利上げ姿勢を見極めようとの市場心理が強く働く相場が続きそうです。あまり足元の動きに振り回されずに、長期目線でリスクコントロールに努めながら、市場が大きく下落した際にうまく銘柄を拾っていくようなスタンスで臨んでいきたいと思います。

なお、10月のグローバル投資市場と主な資産クラスの動向については、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在はディフェンシブ銘柄、高配当の金融株、航空などアフターコロナ銘柄へ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄は2021年に既にほぼ売却済みで、1月下落時からETFを再度購入開始。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などのディフェンシブ銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

<ご注意>

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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