2022年9月末時点、長期分散投資ポートフォリオの運用実績-市場混乱でマイナス成績FRBタカ派姿勢により

2022/10/01

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年9月末時点)

2022年9月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でマイナス 1.3%と若干のマイナスでした。金利・配当等収益を合わせると、年初来パフォーマンスは4.5%です。

日本を除きグローバルに本格的な利上げ局面に入ったことで、金融市場ではリスクオフムードが強まりました。株式市場は大きく調整し、金利は急騰、為替市場では米ドルの独歩高が進んでいます。

長期分散投資が基本スタンスの当ポートフォリオへの影響は限定的でした。株式やREITクラスなどがかなり値を下げ、一方で、円安の進展がパフォーマンスをサポートしました。

2022年9月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 2.9%
(9月 月間 マイナス 1.3%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +1.7%
(年率換算 +2.2%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
      ▶アドバンス・レジデンス投資法人[3269] 

【購入銘柄】
      明治ホールディングス[2269] 
  ▶コジマ[7513]
  ▶エムスリー[2413] 
  ▶日経平均レバレッジETF[1570]    
 
      ▶米ドルMMF(円資金をドル転)

資産クラス別の投資割合

2022年9月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別アロケーショングラフ

運用状況

  • 2022年9月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でマイナス1.3%、年初来プラス2.9%となりました。2022年1月以降の金利/配当等収益は1.7%となり、あわせるとプラス4.5%の年初来パフォーマンスです。

  • FRBのタカ派姿勢が強まったことで、先進国株式、日本株式、新興国債券などのリスク資産クラスが大きく値を下げ、パフォーマンスの足を引っ張りました。

    とはいえ、ディフェンシブ銘柄や高配当銘柄、また、下値で拾った航空などアフターコロナ銘柄が中心のポートフォリオは、為替の円安進展によるプラス効果もあってわずか1.3%のマイナスで持ちこたえました。

  • REIT価格が上昇していた月初に、アドバンス・レジデンス投資法人[3269] を一部売却しました。今後、日本REITクラスの調整がさらに進むようであれば、再び買い直したいと考えています。

  • 株式市場の調整が進んだ月末近くに、明治ホールディングス[2269]とコジマ[7513]を購入しました。

    また、2021年以降の下落トレンドが横ばい推移となってきたエムスリー[2413]を購入しました。今後まだ下落が続く可能性はあるものの、将来性のあるビジネスモデルは魅力的で、中長期目線で投資をしていきたいと考えています。

    さらに、21日のFOMC後に株式市場が大きく下がった段階で、何日かに分けて日経平均レバレッジETF[1570] を購入しました。欧米株に比べ相対的に底堅い動きの日本株を利用して、短期のリバウンド狙いです。

  • 過去最大規模の円買い為替介入が実施された22日に、米ドル円為替レートが140円に一気に近付くタイミングで、米ドルを少し購入しました。

世界経済のリセッション入りが強く意識され始め、さえない展開の相場が続く可能性が高まっていると感じます。引き続き不透明感が強い状況が続くことを想定し、リスクコントロールに努めながら、市場が大きく下落した際にうまく銘柄を拾っていきたいと思います。

なお、9月のグローバル投資市場と主な資産クラスの動向については、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在はディフェンシブ銘柄、高配当の金融株、航空などアフターコロナ銘柄へ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄は2021年に既にほぼ売却済みで、1月下落時からETFを再度購入開始。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などのディフェンシブ銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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