2022年8月末時点、長期分散投資ポートフォリオの運用実績-円安進行により若干のプラス確保

2022/09/01

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年8月末時点)

2022年8月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 1.5%と、特に円安進行によって若干プラスを維持しました。金利・配当等収益を合わせると、年初来パフォーマンスは5.7%です。

世界経済のリセッション(景気後退局面)入り懸念が強い一方、インフレ動向が落ち着き始めることによる早期の利下げ観測も一部に広がり、8月半ば過ぎまではやや楽観ムードが出ていました。

ところが、米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長の26日ジャクソンホールでの早期利下げけん制発言によって市場は一変しました。年初からの下げの半値戻しを達成していた株式市場もその後大きく下落、不安定感が増しています。

長期分散投資が基本スタンスの当ポートフォリオは、引き続きまったりとした変動でした。米長期金利上昇を受けた円安進行によって月間パフォーマンスはプラスを維持しました。不安定な投資環境が続いていますが、長期目線を変えずに地道にプラス運用を継続できればと思います。

2022年8月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 4.2%
(8月 月間 プラス 1.5%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +1.5%
(年率換算 +2.2%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
      東京海上ホールディングス[8766] 
  ▶東証REIT指数連動ETF[1343]
  ▶米ドルMMF(円転)  

【購入銘柄】
      東京海上ホールディングス[8766] 
  ▶ベネフィット・ワン[2412]
  ▶米ジョンソン・エンド・ジョンソン[JNJ]   
 

資産クラス別の投資割合

2022年8月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別投資割合グラフ

運用状況

  • 2022年8月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス1.5%、年初来プラス4.2%となりました。2022年1月以降の金利/配当等収益は1.5%となり、あわせるとプラス5.7%の年初来パフォーマンスです。

  • インフレ動向が落ち着き始めることによる早期の利下げ観測が一部に広がっていたことなどから戻りを試してた株式市場も、月末近くのパウエル議長の発言により急落し、一気に不安定感が広がっています。

    ディフェンシブ銘柄中心の分散投資ポートフォリオへは大きなインパクトはなく、下中の円安進行によって若干のプラス運用実績を確保しました。

  • 国内外REITの価格が上昇したことで、日本REITクラスの一部、東証REIT指数連動ETF[1343]を売却しました。

  • 業績発表を受けて8月初めに急落した東京海上ホールディングス[8766] を購入、月末近くに一部売却しています。また、今後のウィズコロナ世界において人々の活動がより活発化してくるだろう思いから、値を下げていたベネフィット・ワン[2412]を購入しました。

  • 米ドル円為替レートが140円に近付くタイミングで、ポートフォリオ内に残る米ドルを一部売却しました。これは、過去の米国株等の売却代金として、米ドルMMFにて運用していたものです。

    今後どこまで円安が進むかは難しいところですが、ある意味、長期目線のリバランスの発想です。どこかで円高に振れるような場面があれば、再び米ドルを購入する予定です。

    米ドルMMFは先進国債券クラスとしてカウントしていたことから、同クラスの保有割合が減少しました。円転された資金はポートフォリオ外の現金保有分として待機させることになります。

世界経済の減速も意識され、株式市場がボトムアウトしたかどうかはまだ不明です。当面は不透明感が強い状況が続くことを想定し、リスクコントロールに努めたいと考えています。

長期目線でうまくリスクコントロールをしながら、市場が大幅に下落したタイミングでうまく銘柄を拾っていくようなイメージをもっています。

なお、8月のグローバル投資市場と主な資産クラスの動向については、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在は高配当の金融株、いまだ割安な内需関連株、コロナ後の回復を睨んだ株などへ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄は2021年に既にほぼ売却済みで、1月下落時からETFを再度購入開始。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などの安定成長銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

<ご注意>

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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