2022年5月末時点、長期分散投資ポートフォリオの運用実績-インフレ率のピークアウト感から米ドルを大量売却

2022/06/04

運用ポートフォリオ

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投資ポートフォリオのパフォーマンス(2022年5月末時点)

2022年5月のハッピー・リタイア・ライフへ向けた長期分散投資ポートフォリオは、月間でプラス 0.7%の運用実績となりました。金利・配当等収益を合わせると、年初来パフォーマンスは2.4%です。

ウクライナ情勢の混迷が長引く中、5月中の市場の関心はむしろ、米国における利上げペースと、新型コロナウィルス感染症拡大による中国の都市ロックダウンに向かいました。

インフレ動向と米国経済の状況を踏まえ、米連邦準備理事会の積極的な利上げ姿勢が強まると株安が進み、一方、インフレ率のピークアウト感が意識されはじめると戻りを試すような不安定な展開が続きました。

セミリタイア状態にある身の投資ポートフォリオとして、資産分散を心がけ、かつ、株式は安定バリュー株中心でることから、市場下落時においてもパフォーマンスへの悪影響は限定的でした。

2022年5月末時点投資ポートフォリオの
パフォーマンス
評価損益
前年末比 プラス 1.5%
(5月 月間 プラス 0.7%)
金利/配当+実現損益
1月以降累計 +0.9%
(年率換算 +2.1%)
(備考)
※「評価損益」は修正ディーツ法による金額荷重収益率
  (年率換算は行っていない)
※「金利配当+実現損益」はポートフォリオ評価に含まれない
  金利/配当と、信用取引の実現損益等の税引後合計額
  (金利/配当について年率換算した数値も表示)

投資ポートフォリオの売買銘柄、および運用状況

売買銘柄

【売却銘柄】
      ▶日経平均レバレッジETF[1570]  
      ▶米ドルMMF(円転)  

【購入銘柄】
      ▶ビザ・インク 米ドル建て債券(AA-/Aa3)
      ▶アルファベット 米ドル建て債券(AA+/Aa2)

資産クラス別の投資割合

2022年5月 長期分散投資ポートフォリオの資産クラス別投資割合グラフ

運用状況

  • 2022年5月のハッピー・リタイヤ・ライフに向けた長期投資ポートフォリオの評価損益は、月間でプラス0.7%、年初来プラス1.5%となりました。2022年1月以降の金利/配当等収益は0.9%となり、合せるとプラス2.4%の年初来パフォーマンスです。

  • ポートフォリオの11%ほどと大量の米ドルを130円台の為替レートで売却しました。過去の米国株等の売却代金として、米ドルMMFにて運用していたものです。

    米国のインフレ率のピークアウトを示唆するような経済指標が散見され、米国長期金利の上昇にも頭打ち感がみられるように思えてきたことが背景です。

    米ドルMMFは先進国債券クラスとしてカウントしていたことから、同クラスの保有割合が激減しています。円転された資金はポートフォリオ外の現金保有分として待機させることになります。

  • 日本株式が下落からの戻りを試していた5月下旬になって、短期目線で4月に購入した日経平均レバレッジETF[1570]を売却しました。


  • 米10年物国債金利が3%にのせたタイミングで下記債券を購入しました。

     ビザ
    ・コーラ 米ドル建て債券(AA-/AA3)期間8.7年
     アルファベット 米ドル建て債券(AA+/Aa2)期間18.2年

    米長期金利に頭打ち感がみられるように思えたことから、期間が長めの債券で今後の金利収入を稼ぎにいっています。

引き続き、長期目線でうまくリスクコントロールをしながら、適切な資産アロケーションを行っていきたいと思います

なお、5月のグローバル投資市場と主な資産クラスの動向については、こちらの記事をご参照ください。

資産クラス別の主な投資対象

アセットクラス現在の主な投資対象商品
日本株式一部インデックス投信で、残りは個別銘柄。優待銘柄を含む50社以上に分散投資。現在は高配当の金融株、いまだ割安な内需関連株、コロナ後の回復を睨んだ株などへ分散。
先進国株式米国のインデックスと個別銘柄20社程度に投資。ハイテク銘柄は2021年に既にほぼ売却済みで、1月下落時からETFを再度購入開始。金融株への集中度が高く、その他、ヘルスケア、生活必需品、通信株などの安定成長銘柄に分散投資。
新興国株式アジア株投信を少額保有。
日本債券クレジット(信用)リスクの存在する、国内個別企業の発行する普通社債と信託銀行経由の金銭信託。
なお、個人向け国債はリスク運用資産とは分けて現金相当として認識。将来市場が下落した際にリスク資産を購入をするための待機資金としている。
先進国債券米国債個別銘柄と、国際機関および個別企業発行の米ドル建て個別債券が大半。米国株売却資金の受け皿である米ドルMMFも含む。
新興国債券新興国債券投信。一部分を為替ヘッジしている。
ハイイールド債券ドル金利が低下していた過程で全て売却済みで現在保有無し。
日本REIT国内リート個別銘柄。2021年にかなり売却を進めたため、2022年1月から再度積み増し開始。
グローバルREIT米国リート投信と少額の豪州リート。

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自己紹介

週に1~2日の働く、セミリタイア状態の50代男性です。

これまで国内外の株式、債券、ETF、投資信託、先物、FX、不動産など投資歴25年。2000年ITバブルで資産半減、その後2008年リーマンショックの大打撃も経験しました。

20代、30代のころにがむしゃらに働き、地道に資産運用を続けてきたおかげで、資産形成はある程度進みました。

今後の充実した完全リタイアライフに向け、長期目線で分散ポートフォリオ運用を継続中です。

投資スタンスについてはこちらをご覧ください。

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